2015年6月17日水曜日

上納金に課税

資金源を壊滅せよ…工藤会上納金に照準福岡県警の立件に大阪府警からも「画期的」の声
傘下の暴力団組員から集めた上納金を「所得」とみなし、その所得を隠し、所得税を脱税したとして福岡県警が所得税法違反容疑で特定危険指定暴力団工藤会トップの立件に踏み切った。全国でも初めてとなる異例の捜査に、捜査関係者は「画期的」と評価した。一方、暴力団対策の強化を求めてきた弁護士からは「遅きに失した」との声も聞かれた。大阪府警の幹部は「金がすべての暴力団の捜査で、資金源を叩くことは一番重要で、画期的だ」と評価する。別の幹部は「今回は国税当局とも緊密に連携し、トップに入る上納金を『所得』とみなして立件に踏み切ったのだろう」とみる。一方でこの幹部は、「暴力団側も上納金など資金源を隠すことにはたけており、難しい捜査になるだろう」との見方も示した。一方、これまで民事介入暴力の問題に取り組んできた垣添誠雄弁護士(兵庫県弁護士会)は「初めて逮捕したことは評価できるが、遅きに失した感がある」と厳しい見方を示した。上納金を所得とみなしたケースは、今回が全国初だが、裏を返せば「これまで課税できていなかったことが問題。国税庁と財務省、警察庁の連携、情報交換ができていないところに、暴力団対策の改善の余地がある」と話す。こうした動きを一過性に終わらせないための対策として、垣添弁護士は「捜査機関だけでなく、国の省庁が横断的に連携して、暴力団対策に取り組むべきだ」と訴える。
2015.6.16 11:41
上納金隠し9千万円脱税疑い工藤会トップを再逮捕福岡県警
傘下暴力団組員から集めた上納金を隠し所得税約9千万円を脱税したとして、福岡県警は16日、所得税法違反の疑いで特定危険指定暴力団工藤会(北九州市)トップの野村悟容疑者(68)=殺人罪などで起訴=を再逮捕した。上納金を所得とみなし、所得税法違反で立件するのは全国初。県警は同日、上納金を管理していたとして同じ容疑で工藤会幹部の山中政吉容疑者(64)ら3人を逮捕した。野村容疑者は1998年の元漁協組合長殺害、2013年の看護師襲撃、14年の歯科医襲撃の3事件に関与したとして、殺人や組織犯罪処罰法違反(組織的な殺人未遂)の罪で起訴されており、今回で逮捕は4度目となる。捜査関係者によると、野村容疑者は13年までの4年間に得た上納金約2億2千万円を隠し、所得税約9千万円を脱税した疑いが持たれている。
2015.6.16 10:00


上納金に課税されるとは思いませんでした。


2015年6月3日水曜日

6月になりました。

6月になりました。今日大阪で梅雨入りしたそうです。