2021年2月5日金曜日

ショートメールに「宅配便の不在通知」…偽サイトで口座番号等を入力直後、勝手に不正送金

 宅配便の不在通知を装ったメールから個人情報を盗む「フィッシングサイト」に誘導され、不正に送金される事件が年末年始に鳥取県内で連続発生していたことが、わかった。新型コロナウイルスの感染急拡大に伴う「巣ごもり消費」で、インターネット通販の利用者が増えていることに目を付けた犯行手口とみられ、県警は「絶対にアクセスしないで」と注意を呼びかけている。(妻鹿国和)「お荷物のお届けにあがりましたが不在のため持ち帰りました。ご確認ください。http……」。昨年12月下旬から1月初旬にかけて、県内の2人がインターネットバンキングを通じて知らぬ間に3万円と18万円をだまし取られる被害に遭った。何者かがスマートフォンなどに送ってきた宅配便の不在通知のようなショートメールに記載されたURLをクリックすると、金融機関の偽サイトに誘導され、口座番号やパスワードなどを入力した直後に勝手に不正送金されていたという。県警サイバー犯罪対策課の担当者は「何も疑わずにアクセスしてしまうケースが多いようだ。宅配業者が不在通知をショートメールで送ることはないので、アクセスしないでほしい」と話している。県警によると、2020年上半期のインターネットバンキングに関係した不正送金事件は全国で869件発生し、被害額は4億9400万円に上った。前年同期比で件数は4倍超となっており、被害額も3億円以上増えている。県内でも、19年は0件だったが、昨年は4件発生。いずれも宅配業者を装った手口で、計153万円の被害が出ている。


読売新聞 / 2021年1月30日 17時37分


そういえばぼくあてにもこの手のメールが来てましたね。