『ヤクザと憲法』(ヤクザとけんぽう)は、東海テレビ放送で2015年3月に放送されたドキュメンタリー番組。また、これを再編集して2016年に公開された日本のドキュメンタリー映画。監督は?方宏史。
概要
タイトルは、日本国憲法第14条が定める「法の下の平等」にヤクザは含まれるのか、という問題を指す。取材スタッフは指定暴力団・二代目東組(大阪市西成区)の二次団体である二代目清勇会(堺市)に100日間密着し、40分テープ500本分の映像を撮影した。主にヤクザの日常生活を追いかけ、「謝礼金は支払わない。収録テープ等を事前に見せない。顔へのモザイクは原則かけない」という約束で行われた。放送業界ではタブーとされている暴力団を真正面から撮影したと述べられている。2016年7月25日、渋谷にオープンしたばかりの「Shibuyaロフト9」で上映会とトークイベントが開催された。トークイベントには阿武野勝彦(プロデューサー)、?方宏史(監督)、山之内幸夫(元弁護士)、安田好弘(本作品の法律監修をした弁護士)、宮崎学(作家)が参加した。さらにサプライズゲストとして川口和秀(二代目清勇会会長)と大野大介(清勇会若頭)も登壇した。2016年12月には、CS・日本映画専門チャンネルで『東海テレビドキュメンタリー傑作選』の1つとして、TV初放送された。2018年10月2日に出演していたヤクザ達が大阪市内のビルの建設資金約500万円の支払いを免れるために、1月に建設関係者の男性を「なめきってんちゃうか」などと組員ら10人ほどで取り囲んで脅迫などした罪で逮捕された。それと「松山尚人」は部屋住みして8ヶ月目にしてドキュメンタリー映画「ヤクザと憲法」に出演して「伝説の部屋住みヤクザ」として一躍有名になる。しかし、その後、部屋住みから1年もしない内に東組から脱走してしまう。そしてしばらくの間は、若頭からもらっていたお駄賃で食いつらいでいたと思われます。そのままお金がなくなり無一文になってしまった挙げ句に21歳という若さで名古屋のコンビニで「強盗未遂」にて捕まる。
当時の報道によるニュース記事になります。
◆中京テレビニュース(CTV)より
名古屋市東区泉のコンビニで、女性経営者にカッターナイフを突きつけて厳禁を脅し取ろうとして、住所不定の暴力団組員・松山尚人容疑者(21)が強盗未遂の疑いで逮捕された。警察によると、松山容疑者は女性経営者にカッターナイフを突きつけ、「金を出せ」と現金を脅し取ろうとした疑い。女性経営者が非常通報ボタンを押したため、何も奪わず逃走していた。警察の調べに対し、松山容疑者は「暴力団事務所を出てきて、金がなかった」などと容疑を認めているという。
◆東区のコンビニ強盗未遂、暴力団員を逮捕/愛知(2015/06/17)
今年4月、名古屋市東区泉のコンビニエンスストアで、女性経営者にカッターナイフを突きつけ、現金を脅し取ろうとしたとして、住所不定の暴力団組員・松山尚人容疑者(21歳)が(2015年6月)15日、強盗未遂の疑いで逮捕された。警察によると、松山容疑者は女性経営者にカッターナイフを突きつけ、「金を出せ」と現金を脅し取ろうとした疑い。
これ以外にも余罪があり執行猶予なしの有罪判決が出たそうです。今現在もう出所しているようですが名古屋の方に住んでいるのではと言われています。
〇出演 (取材対象者)
川口和秀 (二代目清勇会会長)
山之内幸夫 (弁護士)
大野大介 (清勇会若頭)
松山尚人 (清勇会部屋住み)
河野裕之 (清勇会事務局長)
隈村州男 (清勇会若頭補佐)
今井進 (清勇会舎弟頭)
大石和政 (清勇会舎弟)
金城健護 (清勇会部屋住み)
猪原かをよ (山之内の事務員)
二代目東組二代目清勇会
〇スタッフ
プロデューサー-阿武野勝彦
音楽-村井秀清
音楽プロデューサー-岡田こずえ
撮影-中根芳樹
音声-野瀬貴弘
オーサリング-山口幹生
TK-河合舞
音響効果-久保田吉根
CG-松井裕哉
編集-山本哲二
法律監修-安田好弘
映像協力-関西テレビ放送
監督-方宏史
制作-東海テレビ放送