2016年12月8日木曜日

副業に関する「コスト」について考えてみる。

よく「副業で儲かりました」「副業で○○円稼ぎました」という内容を本や雑誌やネット上の情報で見たり聞いたりした事はないだろうか。しかし、「副業をしたけど儲からなかった」「副業で損をしました」というはなしはあまり効かない(ただ単に僕が見たことがないだけかもしれませんが)。事実、「副業で高額納税者になった」「副業で家を建てた」という人は見たことがない。
「副業で儲かりました」というはなしを内容の本等を読んでみるといくつかの特徴があることに気付いた。
特徴①「売上と利益を理解していない」
よくあるパターンですね。売上から経費を差し引いたものが利益ですよ。「○○円儲かりました」と書いてあるけど「どの程度の経費や労力がかかったのかを明確にしていない」「どれくらいの期間でどれだけの売上や利益や儲け(その手の本に書いてある儲け)がかかれていないというケースが多い。あくまでもここで書いてある収入や儲けは売上と思っても良い。どの程度のコストや労力がかかっているか分からないと思った方がよい。
特徴②「こういう副業をやっている人がいます(または自分がこういうことをやっている)」という副業の紹介がされているだけで「売り上げ等」について何もかかれていない。
雑誌に紹介されている副業にはよくあります。確かにこういう雑誌を読んでいると「こういう副業もあるのか」という参考になりますが、似たような話やねたは前からあったような部分が少なからずありますね。自分の趣味の延長線上でお小遣い稼ぎをする分にはよいが、儲かるかどうかは不明ですね(実際には儲かっている人もいるかもしれないが、儲かっていない人もいると思われる)。あくまでも「こういう副業がある」という程度にしておこう。
特徴③「メリットばかり紹介されていてリスク面がごまかされていることがある」
たまに「クレジットカードやノンバンク系のアフィリエイト広告は制約率が低いが単価(売上価格)が高い」といっている人がいる。確かにその傾向はあるが、だからといってクレジットカードやノンバンクと取引することはお勧めできない(やめたほうがよい)。自分のブログのアクセス数を増やすために「SNS(FACEBOOKやMIXI等)と連携するべきだ(またはSNSを利用してブログ等に誘導させるべきだ)」「他人のブログ等に意味もないコメントを書いたり足跡をつける(ブログサービスによっては出来ないブログ等もある)行為をしよう」と書いている人もいる。SNSを利用してブログ等のアクセス数を増やすことは悪いことではないが、知人や友人等周囲の人に副業をしていることがばれることがありえる。特に職場の人にばれた場合どうなるかは知りません(特に副業を禁止している職場の場合都合が悪い)。他人のブログに「関係のないコメントを書く」「足跡をつけまくる」行為はある意味迷惑行為である(違法ではないが)。最近のブログでは「アクセス拒否設定」「コメント等拒否設定」「足跡等を拒否する(または非表示にする)設定」もある。意味も無く他人のブログに足跡をつけまくったりコメント等を書きまくるストーカー的な人がいるのでしょうね。こういう行為は「友達のいない人」「迷惑な人」としか思われないリスクがある。
☆副業に関わる収益(売上)とコスト(費用と労力)について
みんながよくやっている副業等の収益とコスト(費用と労力)について書いていこうと思う。1部僕自身の経験も含めて書かせてもらいたい。
・アフィリエイト
ブログやサイト(以下ブログ等と略す)を開設して広告を貼るやつです。ブログ等の内容や更新頻度によって初期投資額やランニングコストや労力は変わってくると思う。主に文字情報がメインで写真等をほとんど投稿しない場合であればあまり初期投資やランニングコストはかからない(労力はかかるが)。かかるといっても通信費(プロバイダー代やネットカフェ代等)位だ。しかし色々出かけて写真を撮影して写真等をよく投稿する人であればデジカメ(携帯電話やスマートフォンのカメラで代用可)とハードディスクドライブ代が必要になる。また撮影に行くための労力や体力や交通費(電車・バスや車のガソリン代等)が結構かかります。それに売上を伸ばすためにはあり程度ブログ等のアクセス数を増やす必要がある。アクセス数を増やすためには「頻繁に更新する(ブログの場合新着記事からアクセスしてくる人が少なからずいるらしい)」「投稿数が多い(投稿数が覆いと検索エンジンから引っかかりやすい)」ということがあるらしい(断言できないが)。アクセス数がある程度つくようになるまでに結構労力やコストや時間がかかることが考えられる。仮に売上が少なからず上がるようになっても労力やコストがしくなからずかかるので、トータルで見ると売上が出ても「利益」はあまり出ないと思う。
・ドロップシッピング
ネットショップの運営ですね。これは初期投資やランニングコストはほとんど要りません。最初は「どんなショップを作るか」を考えたり初期設定をやることに多少手間取ることもあると思うが、1度始めれば後は更新するのみなので更新は楽ですね。1度の更新作業に1時間もかからないので基礎学力と基礎的なOAスキルがあれば労力を余使わずに出来ますね。ただ、余売上が伸びないのが難点ですが。もしもショッピングを利用して作業をしていますが、「もしもショッピングの登録ユーザー数が多い」「楽天ショッピングやヤフーショッピングやアマゾン等のネットショッピングがある」為、ライバルが非常に多く、余程のことが無ければ売上に繋がらないことが多いようです。事実、僕の場合、年1買い物が売れるか売れないかという状態ですね。
・ポイントサイト
これはやっている人が多いと思う。いくつ位ポイントサイトに登録するかということにもよるが、初期投資やランニングコストはかかりません。ただ、換金できる最低ラインまでにポイントを貯めるのに多少時間がかかるということ思います。複数のポイントサイトに登録してポイントサイトからポイントサイトに移行する等を売上につなげている人が多いと思う。通信費とポイントを貯めるための時間と少しかかる程度です。余経費や労力や体力は使いません。ポイントの換金レートと換金してから入金されるまでにどの程度時間がかかるのかということを調べる努力はしましょうね。
・フォトストック
インターネットで写真を売る副業です。これは比較的新しい副業です。この副業は初期投資やランニングコストや労力(体力含む)が結構かかりますね。まず初期投資としてはデジカメと写真を保存するHDDですね。携帯電話やスマートフォンで撮影した写真は登録できません。ブログようにデジカメを既に持っている人はよいのだが、ない人は購入しなければなりません。写真撮影のために色々出かけると交通費や労力(体力含む)が必要になります。なので結構ランニングコストが必要な副業です。売上についてですが最初の数ヶ月は全くと言ってよいほど写真は売れません。僕の場合、9ヶ月目にやっと写真が売れました(それ以降毎月1枚か2枚ペースで売れています)。換金可能な水準に達するまでに1年位の時間がかかりました(まだ換金していないけどね)。なのでこの副業をするのであれば、家の近所や過去に旅行に行った時に撮影した写真を登録していってある程度売上がつくようになってから(換金できるようになってから)少し遠くまで撮影に行くようにした方がよいと思う。まず時間的にゆとりのある時に家の近所で写真をい撮影して写真を登録するというやり方が労力的にも経済的にもよいと思います。
・クラウドソーシング
仕事をネット上で受注してお金やポイントをもらうサービスです。これは初期投資やランニングコストはほとんど要りません。必要なのは仕事をこなすスキルと労力と時間かな。1件あたりの値段の高い案件は「スキルが必要」な場合が多い。スキルが無くても出来る案件も少なからずあるが、1件あたりの単価が安く、大量にこなさないと「ポイントがたまらない(換金最低ラインをクリアするのに時間がかかる)」ということがある。また、時間や労力をかけて案件をこなしても、NGになってしまうと、時間と労力が無駄になってしまう(報酬が得られない)ことになる。最近は副業をする人が増加し、クラウドソーシングにもそういう人が大量に参入してきているためか、スキルフヨウの案件については「単価が下落している」「すぐに応募件数が上限に達してしまう」事がよくある。よく「クラウドソーシングで月○○円」ということを行っている人がいるがたまにいるがこれはうそではないが「余程高いスキルがあって高額案件を受注し、報酬を獲得できている」「単価の安い案件を大量にこなしている」かのどちらかだと思う。
・その他の副業について
その他の副業として「せどり」「ネットオークション」がある(僕はやったことがないけど)。せどろとはブックオフ等の古本屋で古本を購入してアマゾンで売ったりオークションに出品したりして売却する(当然アマゾンなどで高く売れる本を安く仕入れて転売する)である。確かに必要なスキルは「アマゾン等で高く売れる本を見つける」「高値で売れる本を古本屋で安く仕入れる」事だろう。初期投資は仕入れ代金くらいだろう。ただ「仕入れや発想手続き等の労力がかかる」「余程のレア物でない限り商品1個あたりの荒利が余多くない(余程大量に売れないと儲からない)」という問題がある。ネットオークションに関してもそうですね。古本屋やリサイクルショップ等がネットオークションに出品して売上を伸ばす(ビジネスとして上手くいっている)という話を聞いたことがある。ネットオークションにレアな商品を出品しても受けている(利益を出している)人も少なからずいるそうだ。しかし、継続的に利益を出してうまくやっている人は非常に少ないのが現実である(経済的にも労力的にも利益を出しているレベルでないということ)。別に「せどり」や「オークション」が悪いとか儲からないからやるなといっているわけではないですよ。現実に儲けている人も少なからずいますから。けど「費用対効果」「労力がどの程度かかるのか」ということを考えようということですよ。