2020年10月1日木曜日

人手不足なのに採用されない人

今現在人手不足といわれている。その一方で仕事(正社員だけでなくアルバイト等非正規雇用含む)が見つからないという人がいることは事実です。その理由について考えてみたいと思います。

1、応募者の能力が採用最低基準に満たない
このケースが非常に多い。雇う側として「これだけの給料を払うのだからこれだけの仕事をして欲しい(こういうスキルのある人を採用したい)」ということがあるわけ。それを満たしていなければ不採用になるのは当然です(当然スキルがあっても人間的に問題があれば採用されません)。

2、交通費の兼ね合い
交通費別途支給の場合、居住地から勤務地までの距離が近い人を採用するケースがあります。また、交通費込みの給料であっても近くの人を採用すれば「遠くに住んでいる人よりも残業を余分にすることが可能である」「無断遅刻をすることが少ないだろうと判断することがある」事もあるようです。

3、適性の問題
「応募者の能力が採用最低基準に満たない」に含まれる項目かもしれないが、性格的な意味での適性や職場のカラーと合うか合わないかという問題もありますね。

4、面接担当者との相性
これは結構ありますね。ただ単に「性格が合うか合わないか」というレベルの問題もあれば、「面接担当者が意図的にレベルの高い人を採用したがらない」ということもあります。

5、運が悪かった
採用最低ラインには達しているのだがほかにもっとレベルの高い人がいたということです。こういうケースも少なからずありますね。アルバイト(非正規雇用)であってもこういうケースはよくあります。社会保険に加入させてくれるアルバイトであればなおさらです。正社員であればこういうケースは多々ありますね。面接を受けに行く(又は応募する)タイミング(早くに応募して早くに面接を受けたのか遅くに応募して遅くに面接を受けたのか)ということもありますね。

6、「男性のみ(又は女性のみ)」の採用だった
今現在「男性のみ(又は女性のみ)」という採用は法律で禁止されています。しかし実態としては「男性のみ(又は女性のみ)」という採用はあります。派遣社員の場合派遣会社に「男女ともなのか」と確認しておけば教えてくれることはあります(たまに登録に来させておいて「男性のみ(又は女性のみ)」であることを告げるような派遣会社もありますが)。アルバイトであっても面接の応募の際に確認すれば教えてくれることもあります(たまに面接に来させておいて「男性のみ(又は女性のみ)」であることを告げたり、「男性のみ(又は女性のみ)」の募集は禁止されていますと平気な顔をして言う事もあります)。こういう場合は応募の際に「男性のみ(又は女性のみ)」なのかちゃんと確認しましょうね(男女の比率とか)。間違えても「男性のみ(又は女性のみ)」の募集は禁止されていますと平気な顔をして言う会社の面接には行かないようにしましょう(時間の無駄ですから)。

7、雇う側の希望する勤務シフトと応募者側の希望する勤務シフトがあわなかった
シフト制勤務の場合こういうことは多々あります。

8、「労働条件に問題がある」「定着率が悪い」「適性的な意味での向き不向きが極端に分かれる」
これもたまにありますね。年中求人を出している会社もありますから。それに人材派遣会社の中には採用する意思がないにもかかわらずおとり広告的な求人を出していることもあります。

9、雇う側の求めるスキルが高すぎる
「応募者の能力が採用最低基準に満たない」に含まれるのかどうかは不明ですがこれもあります。雇う側が極端にハイスペックな人を求めているがゆえに採用されないこともあります。

10、雇う側と応募者との間で希望条件等が折り合わなかった
こういうケースもありますね。「雇う側の希望する勤務シフトと応募者側の希望する勤務シフトがあわなかった」と類似する内容です。

求人に応募したけれども採用されないケースには絶対とは言わないが上記のいずれかに当てはまるケースが多いですね。