「一流大学卒なのに仕事が出来ない人」「勉強が出来る(成績がいい)にもかかわらず仕事が出来ない人」というのは少なからずいる。今回はこのことについて私個人の意見を書かせてもらいたい(あくまでも個人的意見という前提で受け流して欲しい)。
○「一流大学卒なのに仕事が出来ない人」「勉強が出来る(成績がいい)にもかかわらず仕事が出来ない人」というのは少なからずいるという事実。
どこからどこまでが一流大学なのか不明なのであるが比較的偏差値の高い大学を優秀な成績で卒業した人(成績のいい人)はどちらかといえば仕事が出来る傾向がある(あくまでも傾向として)ということは事実です(全てではないにしても実際にアルバイトや就職活動等であった学生のうち偏差値の高い学校の人の方が人間的な面においても知識等の面においてもましで、偏差値の低い学校の人はやはり低レベルなケースが多かったことも事実です)。なぜならばこういう人は「過去に勉強を効率的にこなしてきた経験がある」「知識量が多い」「大学において計画的に単位を取得してきたという経験がある(ある意味計画を立てて行動する能力があると判断されるケースが多い)」「就職試験や大学入試における筆記試験でいい成績を取っているということは基礎学力がある」「一生懸命に物事を取り組んだ経験のある人」とみなされることが多い(最近はゆとり教育の兼ね合いで昔なら高校や大学に進学できなかった人でも大学に入学出来ているケースがあるため成り立たなくなってきている話だが)。ただ、例外的なパターンの人が少なからずいることも事実です。
○「一流大学卒なのに仕事が出来ない人」「勉強が出来る(成績がいい)にもかかわらず仕事が出来ない人」とはどういう人なのか
パターン1「プライドが異常にに高い」
たまにですが「プライドが異常にに高い」という話を聞きます。「学校名学歴や偏差値をむやみやたらと持ち出したがる(自分より偏差値の低い学校の人については偉そうな態度や言動をする)」という話はたまに聞きます(常識的判断の出来る人であれば心の中でそう思っても人前でそういう態度は取りませんけどね)。「プライドが異常にに高い人」の中には「自分の立場でしか物事を見れない」「他人に頭を下げることが出来ない」「自分の過ちを認められない人が少なからずいる」というケースが少なからずありますね(全てではないが)。
ただ中途半端なレベルの学校を中途半端な成績で卒業した中途半端な人の中にもプライドが異常に高くて厄介な人がいることも事実だが(一流大学卒でプライドが高い人より中途半端なのにプライドが高いという奴の方が割合として多いような気がしますが)。
パターン2「コミュニケーション能力が低い」
アルバイトであれ正社員であれ仕事をする上でコミュニケーション能力は必ず必要です。これがなければ仕事が成り立たない(それ以前に面接で不採用になると思うが)。「相手の言おうとしていることや気持ちが理解できない」「空気を読む事が出来ない」というレベルであれば仕事は成り立たない。
パターン3「適性の問題」
どんな仕事においても適性の問題というのはあります(学校名学歴偏差値以前の問題として)。適性的に無理のある分野で頑張ってもいい成果は出ません。
パターン4「勉強しか出来なかった(勉強以外さっぱりだった)」
小さいときから塾通い予備校通いや習い事ばかりしてきて、勉強以外全く出来なかったという人は少なからずいるように感じます。確かに「学業」というものは大切な要素だが、人を評価するうえでの1つの基準であって全てではない。実際に就職活動の面接であれば「学業(学校名・学歴・偏差値・成績・資格取得欄)」は1つの基準であってそれだけで全てが評価されるわけではない。実際に大卒の新卒就職活動の面接で「アルバイト経験」「サークル活動」など学業以外の項目についても質問されるでしょう(別にアルバイトをしたりサークル活動をしていた人がよくてしない人が悪いということではない)。それに「勉強」というものには答えが1つしかないことが多いが仕事(業務内容にもよるが)には答えが必ずしも1つしかないということはない。というよりも学業においては「模範解答が存在している」「出題者の意図を読んでそれに対して出題者が喜びそうな答えを出す」事が重要だが仕事においては全てにおいて「模範解答が存在している」ということではない(業務内容によっては終われたことを言われた通にやることが正しいという業務も存在するが)。勉強しか出来なかった人の中には「決められないと出来ない」「自分の頭で考えることが出来ない(これは学歴に関わらずいるが)」「社会性や常識性がない(小さい時から勉強さえしていればよいといわれてきて勉強しか出来ないいい子になった)」という人が少なからずいることは事実ですね
まあ「勉強も出来ない」「勉強以外のことも全く出来ない」という人に比べれば「勉強しか出来ない人」の方がましかもしれませんが(あくまでもましということであってこれがいいというわけではない)。
ケース5「その他」
上記以外にもいくつかパターンがありますね(僕の経験上)。僕が見てきた範囲には「発達障害の疑いがある(発達障害は知的障害とは異なる)」「他人の気持ちを読めない(自分の立場でしか物事を考えられない)」「人間関係を知らない(こういう言動をするとトラブルになるということが理解できない)」「視野が狭い(特定の物事や分野にしか興味が示せない)」「社会性や常識性が欠如している(これは勉強しかできないという部分にも書いたことだが)」「長年司法試験等の受験目的で資格試験浪人をしていて就業経験がない(実際旧司法試験の受験で大学卒業後1度も就職せず(本人は正社員として就職したが事情があって退職したと自己申告している)30代後半まで受験勉強ばかりしていて(結局司法試験には合格していない様子です)常識性や社会性が全くなく人間関係や業務遂行でトラブルになりクレームが少なからずあった)」というケースがかつてあった。
これ以外のもあるがこういうケースが多いように感じます。