2013年4月27日土曜日

日本生態系協会会長池谷奉文の暴言

半年以上前の記事になるのですが問題発言になるような記事を見つけたので書き込みます。
以下記事。
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「放射能地域の人、結婚しない方がいい」「日本生態系協会」会長発言が波紋
「放射能雲の通った地域にいた方々は、極力結婚しない方がいい」。内閣府所管の公益財団法人「日本生態系協会」の池谷奉文会長(70)が、こんな発言を講演でしていたことが分かり、物議を醸している。
発言があったのは、自治体議員ら65人が出席して東京都内で2012年7月9日に行われた日本生態系協会主催の講演の中だった。
「子どもの奇形発生率がドーンと上がる」
講演名は、「日本をリードする議員のための政策塾」。その録音内容によると、池谷奉文会長は、ロシアのチェルノブイリ原発事故を引き合いに出して、日本でも事故による内部被ばくがもっとも懸念されると強調した。そのうえで、こう述べた。
「放射能雲が通った、だから福島ばかりじゃございませんで、栃木だとか、埼玉、東京、神奈川あたり、だいたい2、3回通りましたよね、あそこにいた方々はこれから極力、結婚をしない方がいいだろうと。結婚をして子どもを産むとですね、奇形発生率がドーンと上がることになっておりましてですね、たいへんなことになるわけでございまして」
これに対し、講演に出席した福島市議4人が、議長らとともに、市議会の立場として8月29日に会見し、「不適切な差別発言であり、容認できない」と発言の訂正・撤回を求めた。「福島の人とは結婚しない方がいい」と受け止められたという。地元紙「福島民報」では、科学的な根拠がないといった専門家の意見を紹介し、県民から怒りの声が出ていると報じている。所管の内閣府では、事実関係を調べているとしている。ただ、ネット上では、池谷会長の発言に対し、賛否が分かれているようだ。「これは酷い」「もはや、立派な差別発言」との疑問は多いが、一方で、「同じような思いの人は多い」「差別でなく警告だと思います」と一定の理解を示す声も相次いでいる。日本生態系協会によると、30日夕までに電話などで来た4、50件の意見のほとんどが「とんでもない」「謝罪しろ」と批判的なものだった。
「差別発言ではまったくありません」
一方で、「よく言った」とする声も1、2件来ていたとした。
発言について、日本生態系協会の総務担当者は、協会が反原発の立場であるわけではなく、池谷奉文会長の私見を述べたものだと説明した。放射線の知識がある獣医として、池谷会長がチェルノブイリ事故の報告書などを調べる中で出てきた考え方だという。池谷会長は、取材に対し、自らが反原発の立場であることを明確にしたうえで、発言についてこう説明する。
「議員の方から文書で指摘を受けましたが、差別発言ではまったくありません。もっと大きな問題を言っており、事故の重大性をきちっと認識する必要があるということです。26年前のチェルノブイリでは、奇形児が生まれたり、発がん率が上がったりしたことが現実にありました。日本の場合も、原発事故の後では環境が違っており、安易な考えで結婚することは危ないと言いたかったわけです。結婚するときは、十分に注意して下さいということですよ」
そして、「言ったことは間違っていない」とし、議員からの訂正・撤回要求については、「それに応じるというよりは、発言を真摯に受け止めてほしいということです」と言っている。
結婚への支障は見方が分かれる
ネット上では、福島県出身のため結婚に支障が出たとの報告も見られるが、実際のところ事故の影響は出ているのだろうか。福島県内のある結婚相談所では、「福島の女性が県外の男性と結婚しようとしたところ、男性の父親にダメだと言われたという話は聞いたことがあります。福島の男性は特に、昨年あたりからお見合いが難しくなっているようです」と話す。池谷会長の発言については、「信憑性が低いのに、風評被害があったら困りますね」と漏らした。別の相談所では、「県内のカップルは、考え方を共有しているので結婚に支障はないですね。県外の方とのケースについては、支障などは特に聞いていません」と言う。発言に対しては、「遺伝子の異常など分からないことを考えても仕方がないので、なるべく考えないようにしている人が多いようです。結婚のことが出ても、『またか』みたいな感じだと思います」と答えていた。
J-CASTニュース2012年08月30日20時07分

「結婚しない方が」生態系協会長が「遺憾」文書
公益財団法人日本生態系協会(東京都豊島区)の池谷奉文会長(70)の発言が福島県に対する差別だとして、訂正を求めていた福島市議4人は7日、池谷会長から「誠に遺憾」との文書が届いたことを明らかにした。文書は4日付で、「差別的な発言を行った意図はまったくない」と改めて主張する一方、「今後は発言に十分注意する」と書かれていた。市議4人はこれを受け、今後は同協会を追及しない考えを示した。
池谷会長は都内の講演で、原発事故を受けて、福島や首都圏の人は結婚しない方がいい、という発言をした。
2012年9月8日10時34分  読売新聞

日本生態系協会長の発言が波紋「関東と福島にいた人は結婚しない方が」
公益財団法人日本生態系協会(東京都豊島区)が都内で開いた政策塾で、池谷奉文会長(70)が行った発言について、福島市議会の佐藤一好市議らが29日、訂正を求めて記者会見した。池谷会長は7月9日、佐藤市議ら地方議員約70人が参加した「第12回日本をリードする議員のための政策塾」で講演。市議らの指摘を受け、29日に同協会が発表した講演要旨によると、「内部被曝、これがどうしようもないんでございまして、放射能雲が通った、だから福島ばかりじゃございませんで栃木だとか、埼玉、東京、神奈川あたり、あそこにいた方々はこれから極力、結婚をしない方がいいだろう」と発言したとされる。佐藤市議は「我が耳を疑った。到底容認できない」と強く批判した。一方、池谷会長は読売新聞の取材に、「放射線に注意した上で結婚や出産してほしいという助言で、間違ったことは言っていない。現段階では訂正することは考えていない」と話している。
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個人レベルで心に刻んでおくのは自由だと思います。自分の子供には該当地域の人と結婚はするなと言っている、それであれば個人の勝手でしょう。しかしまがりなりにもある種の発言力を持つ人が科学的根拠もないものを呼びかけるというのは軽率だと思います。資料を提示したなら警告として意味があると思いますが、そうでないのに発言を訂正しないのは理論的ではありません。放射線に注意した上で結婚や出産してほしいというのは具体的にどうしろと言うのでしょう。科学的根拠がないという事はつまり個人の感情論でしかありません。それに発言力や数が掛け算されるとイコール風評被害になるわけで、根拠を持っているなら訂正を求められた時に提示すればいいだけの話です。奇形発生率が上がる事は確実だ、私は警鐘を鳴らしているのだ、と問題提起をするならば、解決する為の案を出すかもしくはそれ自体が引き金となって解決の方向に議論されなければ意味がありません。しかし資料がなければ文字通り「話にならない」でしょう。根拠がなければ世間は70歳のおじいちゃんの戯言としか受け取らないのではないでしょうか。この問題は解決なんてできません。もし事実だったとしても判断を個人に委ねるしかないからです。まさか法で策定したり該当地域の人を管理するわけにもいきません。少なくとも現状は政府や専門機関からそのような発表はないわけで、政府が信用できないという意見ももちろんわかりますが仮に混乱を避ける為に黙っているのだとしても自分の家族だけはちゃっかり避難させるに決まっています。そうだとすればさすがにマスコミに捕まっているでしょう。何と比較しているのか知りませんが、ヨウ素にしろセシウムにしろストロンチウムにしろチェルノブイリと比べて桁違いに飛散量が少ないのですが…

池谷奉文と言う男は日本生態系協会埼玉県生態系保護協会の会長を務めると同時に獣医師としてどうぶつのセンター病院を経営しているそうだ。このような考え方の基で働いている従業員は何を考えているのでしょうね。それと日本生態系協会や埼玉県生態系保護協会の会員になっている人はこの発言について知っているのかな。
余りこの様な事をブログに書くのは良くないのかもしれないが、日本生態系協会と埼玉県生態系保護協会と言う組織は働くのには余り良く無い職場(ブラック企業)であると言う事は有名である(そのような情報を私自身は聞いている)。ボランティア活動と言う名の休日出勤やサービス残業が非常に多い事で有名である(労働条件が非常に良くない)。団体の主催のイベントにボランティア活動として休日出勤させていることは事実である。あまりこの団体には就職しないほうがいいですよ。トップがこんな主義主張を持っていることもあるし。会員になる事もやめておくほうがいいと思います(個人的に)。

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