2021年9月15日水曜日

大阪・池田市の前市長を不起訴「虚偽証言認められず」大阪地検特捜部

 大阪府池田市の冨田裕樹・前市長(45)が、市議会の調査特別委員会(百条委員会)で虚偽の答弁をしたなどとして地方自治法違反や公職選挙法違反などの容疑で告発された問題について、大阪地検特捜部は14日、いずれも不起訴処分(嫌疑不十分)とし、発表した。冨田氏は4月、公務用の市役所駐車場の無料定期券を後援者に使わせたとされる問題で「(定期券を)どこに保管しているか分からない」と証言したことなどが虚偽答弁にあたるとして、市議会から地方自治法違反の疑いで告発された。定期券を後援者に渡した行為も、公選法が禁じる寄付行為などにあたるとして市議らから告発されていた。特捜部は、冨田氏の百条委での証言が記憶に反するとは認められず、定期券の貸与も利益供与とは認定できないと判断した。冨田氏は取材に対し「当初より『記憶に基づいて証言しており、百条委員会における虚偽答弁はない』と申してきたが、それが証明された。今後、こうした印象操作や政局利用のための告発が、社会から生まれないことを望む」などとコメントした。冨田氏は、家庭用サウナを市役所に持ち込むなどした問題をめぐって、今年2~3月、百条委で証人喚問を受けた。7月に辞職し、8月の市長選に立候補したが、落選した。


朝日新聞デジタル2021年9月14日 19時00分


結局は不起訴処分(嫌疑不十分)になる可能性が高いとは思っていたがまさにその通りやね。まあ大阪地検特捜部からすればこんな小さな案件のために労力を割いていられないというのもあるのかもしれませんが。今後の維新の会や冨田裕樹・前市長の動きを確認しておく必要性があると思うのは僕だけかな。



2021年9月11日土曜日

神戸山口組の中核「山健組」離脱、対立する「山口組」との合流模索か

 兵庫県警は、特定抗争指定暴力団「神戸山口組」(本部・神戸市)から中核組織の「山健組」(同)が離脱したと断定した。捜査関係者への取材でわかった。県警は、山健組が神戸山口組と対立する特定抗争指定暴力団「山口組」(同)への合流を模索しているとの情報を入手している。捜査関係者によると、山健組組長(62)は昨年7月以降、神戸山口組から離脱の意向を示して傘下の組長に同調を求め、山健組の組員が離脱する動きが出た。神戸山口組は昨年9月、山健組組長を除籍処分にしたという。組織運営を巡る対立が背景にあるとみられる。神戸山口組と山口組は2015年に分裂後、対立抗争を繰り返し、昨年1月に両組織は特定抗争指定暴力団に指定された。神戸山口組には昨年末時点で約1200人の構成員がいたが、今回の離脱に700人程度が同調し、勢力は半分以下になるとみられる。県警は離脱が新たな抗争の火種になる可能性があるとして警戒を強め、各組織の動向を注視している。反社会勢力に詳しいノンフィクション作家の溝口敦さんは「山口組が山健組を引き入れれば、対立抗争を巡る情勢が大きく変わる可能性がある」と指摘する。


読売新聞2021/9/10(金) 7:18配信


うーん、山健組が抜けたら神戸山口組はもはや終わりのような気がします。昨年神戸山口組から離脱した山健組の関係者や絆会の構成員はどういう動きをするのかな。それと神戸山口組の他の組長の動きも気になります。参加団体の組がごっそり6代目山口組に動く可能性があるのかも気になります。