2023年1月13日金曜日

「ベンチャー企業は学歴不問」と言うことは事実なのか。

 よく「ベンチャー企業の採用試験は学歴不問か」と言う話を聞くのでここで回答させてもらいます。ここで書いた内容は個人的意見であり全ての企業において当てはまる事実かどうかは不明であると言う事実を踏まえて読んでほしい。

①ベンチャー企業は中途採用がメインである

ベンチャー企業では新卒で人を採用して育成していくだけの余力がない場合が多いため、人材を中途採用するケースが多い(ある程度の規模になれば新卒の人を採用することもあるのかもしれないが)。中途採用の場合新卒の時ほど学歴については問わないことがある(求人サイトや求人誌や職安求人でも新卒時には大卒以上になっていた企業でも専門学校卒以上になっているなど新卒の時よりも採用条件が緩くなっていることがある)。ただ、これは学歴不問であっても「実務経験」「職歴」「取得資格」「以前どこの会社に勤めていたのか」「転職理由は何か」等が重要視されることが多い。中途採用は新卒時より学歴は重視されないが「実務経験」「職歴」「取得資格」は必ず見られることが多い。なので応募条件が学歴不問でも学歴以外の部分は結構重視されていることが多い。フリーターなど正社員で勤めたことがない人が採用されるかどうかは不明です。

②創業時(余規模の大きくない時期)には余ぱっとしない学歴の人でも採用されることがある

創業時(余規模の大きくない時期)においては余レベルの高くない学校を卒業していても採用されることがある。なぜならば名前も知らない(知名度が低い)さほど規模の大きくない会社に一流大学を優秀な学生は就職したいと思わないことが多い。ただある程度規模が大きくなって知名度が上がってこればある程度のレベルの人が中途採用などで入ってくる。そうなると「創業時の余高い能力を求めなかった時期に採用された社員」の居場所がなくなり「中途採用で入社してきた社員」がある程度の役職に就くということがある。よく「例え大した能力がなくても創業メンバーなら中途採用社員より先輩なのだから」と言う人がいるのですがこういうことをやると中途採用で入社した能力のある社員が辞めてしまい会社にとって損失につながることがよくあるのですよ。なので、創業時(余規模の大きくない時期)には余ぱっとしない学歴の人でも採用されるのかもしれないが会社の規模がある程度大きくなる過程においてさほど能力のない社員は例え創業時からの社員であっても排除され(強制的に解雇はしないがあとから入社してきた人との人間関係的なことから自分からやめることがよくあるそうです)、中途採用で入社してきた能力のある社員に置き換わってしまうことがよくあることなんですよ。

③会社の成長が早い分それ以上に個人の成長が出来ない人が入社しても苦労することがある

業界にもよるがベンチャー企業の場合会社の成長のスピードが速いため、そのスピード以上に自分の能力を高めて会社に貢献することが出来なければ会社にとって居辛くなってしまうこともありますね。雇う側はその人を解雇することはしませんが、給与をはじめとする労働条件的なことで自主的にやめざるを得ないようになることもありますね。

④一から百まで言われないと出来ない人は採用されないことがある(採用されても入社してから苦労することになる)

③の「会社の成長が早い分それ以上に個人の成長が出来ない人が入社しても苦労することがある」と共通することですが分からないことがあれば周りの人に聞けばある程度のことは教えてくれますが、周りの人が一々手取り足取り物事を何から何まで指示してくれて教えてくれると言う考え方は絶対に持たないほうがいい。「他人から指示されないと業務が全く出来ない」と言う人は給料の安い平社員としては雇ってくれるかもしれませんがこういう人は自分のやりたい仕事は任されないうえに安い給料で雇われることになるため、その会社にいても居場所がない状態になることがあります。

○まとめ

確かにベンチャー企業は創業時には学歴不問かもしれないが「会社の成長以上に個人が成長出来ない人」「何から何まで言われないと仕事が出来ない人」はベンチャー企業には向いていない(まあベンチャー企業以外の会社でも「個人が成長出来ない人」「何から何まで言われないと仕事が出来ない人」ハ採用されないと思うが)。個人的意見ではあるが「こういうことがやりたい」「こういう能力が会社で生かせる(生かせる部分がマッチしている)」と言うのならばベンチャー企業に就職(又は転職)してもいいがそうでない人又はなんとなく的な人はベンチャー企業には向いていないので行かないほうがいいと思う。