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2024年4月30日火曜日

湊興業<弘道会<六代目山口組

 二代目湊興業は石川県金沢市に本部を置く暴力団で、指定暴力団・六代目山口組の三次団体。上部団体は三代目弘道会。

〇略歴

初代湊興業本部:兵庫県神戸市須磨区妙法寺口ノ川21-49。

湊学(本名余島学)は初代弘道会・北東興業若頭を経て弘道会若中に昇格。神戸市では唯一の弘道会直参組織。2023年4月22日午前11時ごろ、湊学は自ら店主を務める兵庫県神戸市長田区東尻池町9-1-24-101のラーメン店「龍の髭」(神戸市営地下鉄苅藻駅2出口から徒歩約0分)の厨房内で、何者かに拳銃で頭部を撃たれ殺害された。

同年、弘道会本部預かりとなっていた湊興業の二代目を副組長・小林重貴(小林茂樹)が継承し、三代目弘道会若中に昇格。

〇湊興業系譜

初代-湊 学(三代目弘道会若中)

二代目-小林重貴

〇二代目湊興業組織図

組長-小林重貴(三代目弘道会若中)


余談としていくつか情報を書かせてもらいます。

2016年3月20日にこの組の事務所(初代湊興業本部)が荒らされる事件があったそうです。

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山口組系事務所が荒らされる防犯カメラなど破壊

20日午前3時50分ごろ、神戸市須磨区妙法寺、指定暴力団山口組の傘下組織「湊興業」の事務所内が荒らされているのを、警戒中の警察官が見つけた。同組織は山口組組長の出身母体、弘道会系の団体。兵庫県警は山口組の分裂が背景にあるとみて、建造物侵入や器物損壊容疑で捜査している。須磨署によると、事務所は鉄筋コンクリート2階建て。南側の窓格子が外され、窓ガラスが割られていた。1階事務所の食器棚が倒され、室内に食器が散乱し、事務所外壁の防犯カメラ用のモニター4台が何らかの道具で突き壊されていた。同署によると、同日午前2時15分ごろ、警戒中の警察官が異常がないのを確認。同3時半前には事務所のドアが開き、室内の明かりが付いていたという。現場は山陽電鉄板宿駅の北約1・5キロの住宅街。19日未明には、神戸市中央区の暴力団神戸山口組傘下組織の事務所付近にダンプカーが突っ込む建造物損壊事件が起きている。

2016/3/20

https://www.kobe-np.co.jp/rentoku/yamaguchigumi/201603/0008919466.shtml

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ラーメン店店主(湊学(本名余島学)のこと)死亡の記事

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ラーメン店主死亡、防犯カメラに黒い服の若い男が走り去る姿…暴力団同士の抗争か

22日午前11時頃、神戸市長田区東尻池町のラーメン店「龍の髭」で、店主の男性が頭から血を流して倒れているのを女性従業員(65)が見つけ、119番した。兵庫県警によると、男性は特定抗争指定暴力団「山口組」(神戸市)傘下組織の 余嶋学組長(57)で、搬送先の病院で死亡した。余嶋組長の頭に銃弾のようなものが撃ち込まれているのが画像診断で確認され、県警は銃撃を受けて殺害されたとみて、同日、殺人容疑で長田署に捜査本部を設置した。暴力団同士の抗争の可能性があるという。発表では、女性従業員は余嶋組長から買い物を頼まれ、店に戻ると、余嶋組長が 厨房で倒れていたという。店内に客はいなかった。拳銃は見つかっていないという。捜査関係者によると、通報の約20分前、黒い服を着て帽子をかぶった若い男が店を訪れ、数分後に走り去る姿が付近の防犯カメラに映っていた。県警はこの人物が事情を知っている可能性があるとみて行方を捜している。現場は、神戸市営地下鉄 苅藻かるも 駅近くの商店や住宅が立ち並ぶ地域。

2023/04/23 05:00

https://www.yomiuri.co.jp/national/20230423-OYT1T50052/

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ラーメン店「龍の髭」のインスタグラム

https://www.instagram.com/ryuno.hige/

新聞等の情報によるとこのラーメン店に関しては店長が暴力団だったということを知らなかったという人が多いようである。このラーメン店のあるビルの4階に住んでいたという情報もある。エキテンという口コミサイト(https://www.ekiten.jp/shop_76247283/)でも結構いい評判だったようです。組長が死亡した時には実質的に組員のいない1人親方だったようです。


ラーメン店


事務所跡地


2024年4月8日月曜日

三誠会跡地<倉本組<六代目山口組

 三誠会系譜

初代:中西三郎

二代目:河内敏之

この河内敏之は自殺して話題になっています。

大阪府大阪市浪速区桜川1丁目2-18サンロール湊町(201と202号室だったようです)


いつ頃にこの組ができたのか不明ですがこんな記事が出ていたので付け加えておきます。

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死亡男性は除籍組長、拳銃自殺か組分裂で組織運営に悩む?

大阪市浪速区桜川のマンションにある暴力団事務所で26日午後に見つかった拳銃で撃たれたとみられる男性について、大阪府警浪速署は同日、搬送先の病院で死亡が確認されたと発表した。同署によると、男性は指定暴力団山口組直系倉本組(本部・奈良市)の川地敏之組長(52)=奈良市大宮町=とみられ、自殺の可能性が高いとみて調べている。同署によると、川地組長とみられる男性は寝室で寝間着姿で倒れていたといい、マンションを訪ねてきた元組員の男性(49)が発見した。胸に銃創のような傷が1カ所あり、そばには回転式の拳銃が落ちていたが、争った形跡はなかったという。捜査関係者によると、川地組長は今月中旬、山口組から除籍処分を受けていたといい、病気療養中だった。山口組の分裂をめぐり倉本組では、山口組に残る勢力と離脱した神戸山口組側へ移籍しようとする勢力の両方があるなど、組織運営でトラブルを抱えていたとみられる。

2015/10/27 07:38 産経WEST

揺れる山口組 直系組長が拳銃自殺 上と下の板挟みで精神的に追い詰められ…

国内最大の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)の直系団体である倉本組(本部・奈良市)の川地(通称・河内)敏之組長(52)が26日、大阪市浪速区の傘下組事務所で死亡しているのが見つかった。拳銃自殺とみられる。倉本組は8月末の山口組分裂が表面化して以降、残留派と神戸山口組移籍派に割れており、山口組は今月中旬、川地組長の監督責任を問い、除籍処分にしていた。山口組の分裂から2カ月。川地組長の自殺は組織分裂で揺れ動く山口組の実態を浮き彫りにしている。大阪府警によると、川地組長は26日午後0時20分ごろ、大阪市浪速区にある傘下組事務所の和室に敷かれた布団の上であおむけに倒れているのを、訪ねてきた元男性組員(49)に発見された。病院に運ばれたが、胸に銃創があり、死亡が確認された。グレーのスエット姿で右手近くには回転式の拳銃が落ちており、ほかに目立った外傷はなかった。川地組長は今月初旬~中旬に内臓疾患のため入院。その後は事務所に寝泊まりし、元組員が日中は身の回りの世話のため通っていたという。遺書などは見つかっていないが、状況などから大阪府警は拳銃自殺の可能性が高いとみて調べている。川地組長は8月末の山口組の分裂が表面化していて以降、窮地に立たされていた。奈良県警の捜査関係者によると、倉本組は山口組の直系団体で、大阪府や和歌山県、三重県などにも傘下組織を持つ。川地組長は2010年、ナンバー2の「若頭」から3代目組長に就任。山口組の分裂以降は神戸市灘区の総本部で直系組長らを集めて毎月開かれている定例会には出席せず、若頭を代理出席させるなどしていたという。倉本組はピーク時には約2000人の組員を抱えていたが、取り締まり強化や暴力団排除条例の浸透などで約200人まで激減。総本部に納める毎月約100万円の会費や、雑貨購入費などの支払いに困窮していたとされる。高額の山口組の会費を批判している神戸山口組側は直系組長の毎月の会費は30万~10万円に抑えており、倉本組内では山口組に残留するか、神戸山口組に移籍するか、意見が分かれていたといい、こうした情勢を山口組執行部が察知。川地組長の監督責任を問い、除籍処分にしたという。捜査関係者は川地組長について「上からはたたかれ、下からは突き上げられ、板挟みになっていた。最近は精神的に追い詰められて酒浸りになっていたようだ」と指摘。今後の倉本組については「傘下組織の一部は倉本組の初代組長と縁がある神戸山口組の直系団体に移籍する方向で、残りは山口組の直系団体に吸収される」と分析している。山口組の分裂から2カ月。山口組の直系団体の中には倉本組と同様の問題を抱えている組織がまだあるといい、警察当局は動向を注視している。

2015.10.27

大阪府大阪市浪速区桜川一丁目2-18サンロール湊町201らしい。過去の住宅地図を調べてみると2001年から2008年までの間201号室と202号室に「河内」と言う表札が出ていた様子です。組事務所として利用されていたのか個人の住宅として利用されていたのかは不明です(この新聞記事の文章からすれば表札は個人名で出していたが組事務所として利用していたようです)。


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2023年11月16日木曜日

死亡男性は除籍組長、拳銃自殺か組分裂で組織運営に悩む?

 大阪市浪速区桜川のマンションにある暴力団事務所で26日午後に見つかった拳銃で撃たれたとみられる男性について、大阪府警浪速署は同日、搬送先の病院で死亡が確認されたと発表した。同署によると、男性は指定暴力団山口組直系倉本組(本部・奈良市)の川地敏之組長(52)=奈良市大宮町=とみられ、自殺の可能性が高いとみて調べている。同署によると、川地組長とみられる男性は寝室で寝間着姿で倒れていたといい、マンションを訪ねてきた元組員の男性(49)が発見した。胸に銃創のような傷が1カ所あり、そばには回転式の拳銃が落ちていたが、争った形跡はなかったという。捜査関係者によると、川地組長は今月中旬、山口組から除籍処分を受けていたといい、病気療養中だった。山口組の分裂をめぐり倉本組では、山口組に残る勢力と離脱した神戸山口組側へ移籍しようとする勢力の両方があるなど、組織運営でトラブルを抱えていたとみられる。

2015/10/27 07:38 産経WEST

揺れる山口組 直系組長が拳銃自殺 上と下の板挟みで精神的に追い詰められ…

国内最大の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)の直系団体である倉本組(本部・奈良市)の川地(通称・河内)敏之組長(52)が26日、大阪市浪速区の傘下組事務所で死亡しているのが見つかった。拳銃自殺とみられる。倉本組は8月末の山口組分裂が表面化して以降、残留派と神戸山口組移籍派に割れており、山口組は今月中旬、川地組長の監督責任を問い、除籍処分にしていた。山口組の分裂から2カ月。川地組長の自殺は組織分裂で揺れ動く山口組の実態を浮き彫りにしている。大阪府警によると、川地組長は26日午後0時20分ごろ、大阪市浪速区にある傘下組事務所の和室に敷かれた布団の上であおむけに倒れているのを、訪ねてきた元男性組員(49)に発見された。病院に運ばれたが、胸に銃創があり、死亡が確認された。グレーのスエット姿で右手近くには回転式の拳銃が落ちており、ほかに目立った外傷はなかった。川地組長は今月初旬~中旬に内臓疾患のため入院。その後は事務所に寝泊まりし、元組員が日中は身の回りの世話のため通っていたという。遺書などは見つかっていないが、状況などから大阪府警は拳銃自殺の可能性が高いとみて調べている。川地組長は8月末の山口組の分裂が表面化していて以降、窮地に立たされていた。奈良県警の捜査関係者によると、倉本組は山口組の直系団体で、大阪府や和歌山県、三重県などにも傘下組織を持つ。川地組長は2010年、ナンバー2の「若頭」から3代目組長に就任。山口組の分裂以降は神戸市灘区の総本部で直系組長らを集めて毎月開かれている定例会には出席せず、若頭を代理出席させるなどしていたという。倉本組はピーク時には約2000人の組員を抱えていたが、取り締まり強化や暴力団排除条例の浸透などで約200人まで激減。総本部に納める毎月約100万円の会費や、雑貨購入費などの支払いに困窮していたとされる。高額の山口組の会費を批判している神戸山口組側は直系組長の毎月の会費は30万~10万円に抑えており、倉本組内では山口組に残留するか、神戸山口組に移籍するか、意見が分かれていたといい、こうした情勢を山口組執行部が察知。川地組長の監督責任を問い、除籍処分にしたという。捜査関係者は川地組長について「上からはたたかれ、下からは突き上げられ、板挟みになっていた。最近は精神的に追い詰められて酒浸りになっていたようだ」と指摘。今後の倉本組については「傘下組織の一部は倉本組の初代組長と縁がある神戸山口組の直系団体に移籍する方向で、残りは山口組の直系団体に吸収される」と分析している。山口組の分裂から2カ月。山口組の直系団体の中には倉本組と同様の問題を抱えている組織がまだあるといい、警察当局は動向を注視している。

2015.10.27


大阪府大阪市浪速区桜川一丁目2-18サンロール湊町201らしい。

過去の住宅地図を調べてみると2001年から2008年までの間201号室と202号室に「河内」と言う表札が出ていた様子です。組事務所として利用されていたのか個人の住宅として利用されていたのかは不明です(この新聞記事の文章からすれば表札は個人名で出していたが組事務所として利用していたようです)。


〇河内敏之とは

河内敏之(本名:川地敏之 1963年3月4日-2015年10月26日)は日本のヤクザ。元・指定暴力団・六代目山口組若中、三代目倉本組組長。

1982年、倉本組・三誠会に加入する。

2010年、六代目山口組若中。

2011年、組長付に就任する。

2015年10月、分裂騒動で六代目山口組か神戸山口組かの選択を追求された。

初代倉本組組長・倉本広文は、柳川組出身で初代宅見組副組長を務めた後に四代目山口組若中になった経緯もあり、二代目宅見組への恩もあり態度を保留した。

同月20日、六代目山口組は河内敏之を「裏切者」と恫喝し、除籍。

同月26日、河内敏之は寝室で、寝間着姿のまま布団の上で心臓めがけ自ら拳銃の引き金を引き自殺した。河内敏之は病院に運ばれたが、すでに心肺停止状態だった。右手近くにリボルバーの拳銃が落ちていて、争った形跡はなかった。


2023年10月6日金曜日

ホテルワンラブであった風俗店勤務の女性死亡事件

 平成28年5月7日午後3時5分頃、大阪市天王寺区生玉町のホテルの一室で、「女性が動かない」とホテルの従業員から119番があった。天王寺署などによると、女性は裸の状態で倒れ、すでに死亡していた。目立った外傷はなかった、所持品には数枚の診察券があった。女性は40代の風俗店従業員とみられる。男性客と一緒に入室したといい、同署は死因を調べるとともに、現場から立ち去った男性客の行方を追っている。同署によると、2人は同日午後1時頃に入室したが、女性の勤務する風俗店に午後3時頃、男性客から「女性が倒れた」と連絡があった。風俗店関係者がホテルへ急行したところ、部屋で女性が倒れているのを見つけたが、すでに男性客の姿はなかったという。天王寺区のホテルで女性の遺体が見つかった事件で、死亡したのは、風俗店勤務の女性(47)=大阪府富田林市=と判明した。警察は女性と一緒に入室した男性客の行方を追っている。


大阪府大阪市天王寺区生玉町2-30(旧ホテルワンラブ)

このラブホテル「ホテルワンラブ」は2021年10月までは営業しているようだが2022年5月には取り壊し工事が始まっている。マンションになるという話があるようです。


2023年8月11日金曜日

急増する犯行、中高生もターゲットに。SNSで募集される「闇バイト」を見分けるポイントは?

 TwitterやInstagramなどのSNSでは、さまざまな闇バイトが募集されています。被害者からキャッシュカードなどを受け取る「受け子」、ATMで現金を引き出す「出し子」、強盗をする「たたき」、口座売買、運び屋など、さまざまなものがあります。全て特殊詐欺の片棒を担がされ、罪に問われる行為です。「知らなかった」では済まされません。この記事では、SNSで横行する「闇バイト」募集の特徴や見分け方について解説します。

〇“使い捨ての駒”として利用される闇バイト

ある人は、600万円という高収入を提示され、闇バイトに応募。ロレックスなどの貴金属強盗などを行い逮捕され、手にしたお金はゼロ。懲役10年を求刑されました。特殊詐欺の実行役をSNSで募集する理由は、使い捨てにできるからです。SNSでやりとりをしているので指示役の正体や連絡先は知らないため、実行役のバイトが逮捕されて終わることが多いのです。

〇闇バイトに勧誘される中高生が急増

闇バイトをしてしまい、犯罪に加担して検挙される容疑者は低年齢化しています。昨年、警察に逮捕・書類送検された20歳未満の少年は477人で、前年より44人(10.2%)増えました。そのうち、中高生が3割を占めます(※1)。SNSをきっかけに特殊詐欺の実行役となり、その人物が学校の後輩などを誘い、広がっていくことも多いのです。愛知県警と名城大の学生が合同で、市内の高校生1000人を対象に「闇バイト」に関するアンケートを実施したところ、男子生徒のうち、50人に1人に当たる2%が「勧誘を受けたことがある」と答えたと発表しています(※2)。若者の多くはSNSを長時間利用しており、募集を見かけるリスクは大人より多くなります。趣味だけでなく、勉強やアルバイトなど、何でもSNSで検索するという若者は少なくないため、SNSで高収入のバイトを検索して闇バイトの投稿を目にしてしまうのです。

〇闇バイトの“あるある”な募集文言

闇バイトの募集投稿には、とあるパターンがあります。必ずと言っていいほど「#高収入」「#高収入バイト」「#副業」「#副業主婦」「#お小遣い稼ぎ」「#日払い」など、お金を稼ぎたい人に向けたハッシュタグがつけられています。同時に「年齢不問」「未経験歓迎」「全国で募集」「在宅ワーク」「スマホだけ」「即日即金」「安心安全」「サイト登録不要」「稼げるまでサポート」など、都合の良い文言が並びます。「ママOK」「子どもが小さくてもOK」「副業主婦」などの子育てで仕事がしづらい主婦層を狙ったもの、「中学生副業」「中学生からOK」「親バレなし」「口座不要」など学生を狙ったものもあります。「推し活」「グッズ代・チケ代・コスメ代に」など、お小遣いが足りない人向けの文言も目立ちます。ターゲットに合わせて、若い主婦や子どもの写真を使って安心させるもの、札束、口座、ブランド品などの写真を使ったものも多くみられます。

〇闇バイトの見分け方

闇バイトを見分けるポイントは以下のとおりです。

・1日5~10万円などの高収入かつ即支払いをうたっている

・「荷物を取りに行き運ぶだけ」「お金を引き出すだけ」など仕事内容が詳しく書かれていない

・受け、出しなどの隠語が使われている

・履歴書や面接などが不要、即採用される

・詳細はDM、あるいはTelegram(テレグラム)やSignal(シグナル)などの秘匿性の高いアプリを使う

高収入にもかかわらず、採用条件が緩かったり、仕事内容が具体的に明記されていなかったりする時点で怪しい求人だと考えるようにしてください。DMなど、クローズドな環境でやりとりをしたがるのは、甘い言葉で丸め込みやすくするためです。TelegramやSignalでのやりとりは、メッセージのやりとりが暗号化されるためプライバシーが強固に担保され、また一定時間たつとメッセージが消去される機能もあり、特殊詐欺などの犯罪に悪用されがちです。このようなアプリでのやりとりを求められたら怪しいと思うべきでしょう。

〇大手求人サイトでも闇バイトの募集が……

「闇バイトに巻き込まれないためには、SNSで仕事を探さなければいい」と思う人もいるかもしれませんが、実は大手求人サイトにも掲載されていることがあります。過去にとある大手求人サイトで、高収入をうたい「ハンドキャリー」「回収」のアルバイトと称して、闇バイトが募集されていた例もあります。詐欺グループはダミー会社の名前を用い、審査をパスしていたとのことです。つまり、意図して闇バイトを探すのではなく、普通の仕事と思って応募して、知らぬうちに犯罪に巻き込まれている例もあるのです。この世に、うまい話などありません。このような闇バイトに手を染めても、報酬は手に入らず、重い罪に問われるだけです。仕事やバイトを探す際はSNSではなく、求人サイトなどを使うようにしましょう。気になる仕事を見つけた場合には応募する前に、周囲の信頼できる大人に相談し、客観的な意見を求めるといいでしょう。

〇「闇バイトかも?」と気づいたら

闇バイトに応募すると、「お金を持ち逃げされたら困るから」などの理由で、運転免許証などの身分証明書や、実家の住所や連絡先などを要求されます。途中で闇バイトと気づいて逃げようとしても「身分証明書をばらまくぞ」「家族がどうなってもいいのか」と脅される可能性もあります。しかし、特殊詐欺は重い罪に問われる行為であり、被害者も生まれます。犯罪に手を染める前に、必ず手を引いてください。万一、闇バイトに申し込んでしまったと気が付いたら、最寄りの警察署や警視庁総合相談センター、またはヤング・テレホン・コーナーに相談するようにしてください。

【参考記事】

※1:令和4年における特殊詐欺の認知・検挙状況等について(確定値版)

※2:名城大学ボランティア協議会(ボラ協)公式Twitter

(文:高橋 暁子(ITリテラシーガイド))


オールアバウト / 2023年7月28日 21時50分


2023年1月13日金曜日

「支払いがまだです!」 携帯電話、通販サイト、税務署名乗る「偽メール詐欺」横行、知らないうちに口座使われて...被害防ぐ5つの方法がコレ

 「支払いが滞っています」(携帯電話会社)、「お客様のお荷物、不在のため持ち帰りました。下記よりご確認を」(宅配便事業者)......。スマートフォンにこんなSMSやメールが入ったので、記載されたURLにアクセスし、個人情報を入力したら、あとからトンデモない額のクレジットカード請求が届く――。こうした「フィッシング詐欺」が横行しているため、国民生活センターは2022年12月21日、「通販サイト、カード会社、宅配便事業者などをかたる偽SMS・メールに警戒を!」という調査報告を発表、注意を呼びかけた。

〇詐欺師は、実在の事業者をかたらっているから厄介だが、日頃から防ぐ方法がある!

知らないうちに50万円以上、クレジットカードを使われるケースも

国民生活センターによると、偽SMS・メールを使ったフィッシング詐欺の被害相談は年々増えており、2021年度は1万2196件に達した。2022年度は11月末時点で9160件と、2021年度の同期の約1.3倍に増加している。被害金額は、1万円以上5万円未満(1859件、約30%)が一番多い。次いで10万円以上50万円未満(1859、約24%)、5万円以上10万円未満(1859件、約20%)と続くが、50万円以上という高額な被害も229件(約4%)あった【図表1】。フィッシング詐欺に関する被害事例は、通販サイトなどをかたるメールやSMSに記載されているURLにアクセスし、クレジットカード番号など個人情報を入力後、身に覚えのない請求がくるなどのケースが多い【図表2】。こんな事例が代表的だ。

【事例1】通販サイト名のSMSが届き、クレジットカード番号を入力したら覚えのない請求がきた

通販サイトから「支払い方法に問題がある」というSMSがスマホに届いた。疑いもせず、指示通りに添付のURLをタップし、クレジットカード番号や住所を入力した。その後、クレジットカードの請求明細を確認したら、合計約4万円の身に覚えのない決済があった。クレジットカード会社には状況を伝えたが、今後どうしたらよいか。(2022年1月・30歳代男性)

【事例2】フリマアプリ名でメールが届き、パスワードを入力したらアカウントを不正利用された

自分が利用しているフリマアプリ名でアカウントの設定の確認を求める内容のメールが届き、メールアドレスとパスワードを入力した。その後、フリマアプリにログインすると、自分が利用していない約20万円の取引履歴があり、自分のアカウントが不正利用されていることがわかった。フリマアプリで利用している決済サービスには銀行口座を登録しているが、どうしたらよいか。(2022年5月・30歳代女性)宅配業者を名乗る罠も 「お荷物の住所が不明、確認を」、住所を入力すると...

【事例3】宅配事業者を名乗る不在通知のSMSが届き、アプリをインストールしたら覚えのない高額請求がきた

通販で購入した商品の到着を待っていた頃、宅配便事業者から「お荷物の住所が不明でお預かりしています」というSMSが届いた。SMSには「確認のため指定のアプリをインストールして欲しい」と書かれていたので、記載されているURLをタップしてアプリをインストールした。その後、予定していた荷物は別の宅配便事業者から届いたので不審に思っていると、最近、私のスマホの決済用に登録しているクレジットカードに、携帯電話会社から通常より高額な請求があがってきた。利用明細を調べると、プラットフォーム上で計10件以上の不審な利用があり、約6万円の身に覚えのないキャリア決済の請求があった。すべて、不審なアプリをインストールした日時に近い時間帯での利用だった。(2022年2月・40歳代女性)

【事例4】携帯電話会社を名乗るSMSが届き、IDとパスワードを入力したら覚えのない請求がきた

契約している携帯電話会社を名乗り、「ご利用料金のお支払いが確認できておりません。以下のURLからご確認が必要です」というSMSが届いたのでアクセスすると、キャリア決済のログインIDとパスワードの入力を求められ入力した。その後、身に覚えのない請求が約8万円あった。(2021年10月・30歳代男性)このようにフィッシング詐欺では、通販サイト、フリマサイト(アプリ)、クレジットカード会社、金融機関、宅配便事業者、携帯電話会社など、実在の組織がかたられるケースが目立つ。なかには、税務署、社会保険事務所などの公的機関がかたられるケースもある。実在組織をかたった偽SMSやメールで、「支払い方法に問題がある」「料金の未納がある」「不正利用が確認された」などと消費者の不安をあおる手口が特徴だ。そして、誘導された偽サイト(フィッシングサイト)で、クレジットカードやアカウント情報、暗証番号などを入力すると、クレジットカードやキャリア決済などに不正利用され、身に覚えのない請求が届くことになる【図表3】。

〇携帯電話のキャリア決済の設定を替えよう

国民生活センターではこうアドバイスしている。

(1)消費者の不安をあおるフィッシングの手口には、あせらず冷静に対応することが大切。メールやSMSに記載された安易にアクセスしない、事業者の正規のサイトでフィッシングに関する情報がないか確認する。

(2)万が一こうしたサイトにアクセスしてしまった場合でも、個人情報は絶対に入力しないこと。また、アクセス後に提供元不明のアプリをダウンロードするよう誘導されるケースがある。公式マーケットにあるもの以外はダウンロードしないように。あらかじめ「提供元不明のアプリ」はインストールしない設定にしておくとよい。

(3)万が一、個人情報を入力してしまったら、すぐに変更してクレジットカード会社や携帯電話会社などに連絡する。暗証番号などを替えないまま放置すると、不正利用される状態が続くことになる。

また、国民生活センターではフィッシング詐欺に遭わないためには、日頃からの対策が重要だとして、次の方法を勧めている。

(1)ブックマークした正規のURLや正規のアプリからアクセスすることを日ごろからの習慣にする。また、定期的にブックマークが正しいものかどうかを確認する。

(2)セキュリティソフトや携帯電話会社などが提供するフィルタリングサービスを活用する。事業者によっては不正ログイン対策として「2段階認証」などの設定が可能になっているので、積極的に利用しよう。

(3)パスワードなどの使い回しはやめる。通販サイトやアプリ、SNSなど複数のサービスで同じパスワードに設定していると、情報が第三者に漏れた場合、すべてのサービスが不正利用されてしまう。

(4)クレジットカードの利用明細は必ず定期的に確認! 万が一不正利用の被害に遭っても被害額を最小限にとどめることができる。また、クレジットカードの利用限度額を見直しすることも一法だ。

(5)携帯電話のキャリア決済も、利用限度額を自分で設定することが可能だから、必要最低限の額に引き下げておこう。また、キャリア決済の機能自体を利用しない設定が可能な携帯電話会社もあるので、利用しないのであれば設定を変更しよう。

(福田和郎)


J-CAST会社ウォッチ / 2023年1月7日 18時45分


2022年12月11日日曜日

「バブル崩壊前後」にヤクザと金融機関の間で起こっていた「衝撃すぎる出来事の数々」

 平成バブルとバブル崩壊時期に、日本の金融界は反社会的勢力による大規模な侵入を許し、これが平成金融危機後の長期停滞の原因のひとつになった。バブル期の地上げをはじめとするフロント企業の暗躍、バブル崩壊期の反社会的勢力による債権回収妨害、その対処に当たった日銀・警察・検察・国税(査察)・裁判所出向者から構成された預金保険機構の人々の生々しい経験を描いた海棠進『ヤクザと金融機関』(朝日新聞出版)が上梓された。元日本銀行員・元預金保険機構職員の海棠氏(筆名である)は、預金保険機構大阪業務部時代に、京都のとある名庭をフロント企業が占拠した事件、敦賀地方の反社会的勢力が建設した豪邸とバックにある原子力発電所の事件、バンク・オブ・アメリカを経由したマネーロンダリング案件、和歌山県で暴力団組事務所に強制執行をかけ建物を暴力団追放県民センターに生まれ変わらせた件、悪質不動産業者が登記官を買収して不法登記を行った件などに対峙ないし遭遇している。それら驚愕の事件の詳細については著書にあたっていただくとして、そもそもバブル期前後に金融機関と反社会的勢力の間で何が、なぜ起こり、どうやって解決し、その教訓は何なのかについて、海棠氏にメールインタビューをお願いした。

〇バブル期に反社会的勢力と金融機関は「共犯関係」にあった

――「ヤクザ不況」と呼ばれる不良債権の焦げ付きの原因のひとつは、当時は銀行がフロント企業を見抜くノウハウがまだ確立されていなかった、ということでしょうか。

海棠 残念なことですが、フロント企業を見抜くノウハウがなかったということもあったでしょうが、バブル期は、融資拡大競争が今より格段に激しかったので、融資ノルマの達成のために、「うすうす感じていたけれど、融資による儲けが莫大だから、多少のリスクには目をつぶろう」といったスタンスの金融機関が多かったと思います。

――一部の金融機関側がフロント企業と結託していたこともあるとの記述を読んで驚きましたが、その場合の金融機関側の動機は「(相手がどんな存在であれ)ビジネス上の数字を作れるから」ということでしょうか。

海棠 太平洋銀行や阪和銀行、関西興銀といった先は、フロント企業というより、直接暴力団に融資していたわけですから、相手はかまわず「儲かればいい」という態度で、融資したということだと思います。

――反社会的勢力に融資した資金の回収が困難な場合にサービサー(民間の債権回収専門業者)にほかの回収可能な債券と混ぜて売却し、結果サービサーが反社会的勢力から実質的に回収せずにヤクザ等は借りた分丸儲けになるのでフロント企業を作って同じことを繰り返していた、という話がありました。一度やられたり、そういう手口があるという情報が業界に出回ったら警戒する気がするのですが、全体がバブルで儲かっていたので放置されたということでしょうか。

海棠 この話はバブル期ではなく、そのあとの崩壊期のことです。金融機関は反社会的勢力がらみの融資の回収は基本的にしません。リスクがある上に、コストもかかるからです。そのため、サービサーを利用して、金融機関としての融資案件から切り離し、いわば、庭先をきれいにしたということでしょう(金融庁や日銀の検査対策という観点もあります)。

サービサーの方も、反社会的勢力向けの融資については、回収努力はしなくても、他の融資案件で十分に採算がとれれば、全体としては儲かります。金融機関とサービサーにとっては、お互いにWIN-WINな取引ですから、そういうやり方があるとわかったので、一気に広がったのです。一言でいうと金融機関の責任逃れですね。もちろん、一番得をしたのは、融資回収を免れた反社会的勢力ということでしょうが。

――「バブルが崩壊し、フロント企業の業績が悪化し、破綻懸念が出てきてから、監督当局が初めて気が付くということも珍しくなかった」と本文中にありましたが、バブルが崩壊していなかったら(ないしはもう数年続いていたら)、金融機関はずっと食い物にされていた可能性もある? 

 海棠 「食い物にされる」というのは金融機関が一方的な被害者ということになりませんか。むしろ、バブル期には反社会的勢力と金融機関は共存・共犯関係に近かったのではないかと思っています。バブルが崩壊していなかったら、反社会的勢力と金融機関の「共犯関係」が一層深化したのではないかと思います。

――山一証券破綻(廃業)の大きな原因のひとつが、総会屋に供与した信託がバブル崩壊で価格が急落した分を「元本保証」した(大量の損失補填を実施した)ことだとは知らなかったので驚きました。もし払わなければ株主総会その他が荒らされるので払わざるを得なかったということでしょうか? 97年12月の商法改正で利益供与罪の罰則が強化されていますが、これがもっと早かったら97年11月の山一破綻も避けられた可能性がある? 

海棠 総会屋等に流れた金額は山一証券の全体のロス額に比べると少額です。むしろ、特金・ファントラ(特金=特定金銭信託。 ファントラ=ファンドトラスト 。いずれも企業などが金銭を信託銀行等に信託し、株式などの有価証券に投資・運用する目的の信託商品) について「元本保証」を続けた結果、膨大なロスが溜まり続け、海外の子会社に「飛ばし」を行ったことが発覚し、廃業にいたったものです。利益供与罪の罰則強化は大事なことですが、山一の破綻とは直接結びつきません。

――バブル期の「地上げ」と金融機関の関係ですが、反社会的勢力を使って威嚇行動等により短期間で地上げを完成させている悪徳不動産業者だと知りつつも、その膨大な収益力を目当てに金融機関が大規模融資を実施していた、あるいは地上げをしていたフロント企業自体に(知らずに? )融資していた、ということですよね? そしてさらに、バブル崩壊後の地価急落時期には競売を妨害して金融機関の資金回収を妨害する「占有屋」として、建物を物理的に「若いもん」が占拠したり勝手に小屋を建てたりして、反社会的勢力が脅威となったと。金融機関は地上げに半分(? )加担していて、そのツケを食った面もあるということでしょうか。

海棠 バブル期には、金融機関からフロント企業に直接融資していたケースもかなりあったと思います。不動産業者に融資していたら、不動産業者がフロント企業を使っていたため、巻き込まれたというケースもありました。バブル崩壊後の「占有屋」の暗躍については、無論バブル期に当該不動産に融資をしていた場合も多かったと思います。ただ、バブル崩壊期の新たな金儲けの手段として、反社会的勢力が、それまで関係のなかった案件に「占有屋」として参加することも多かったようです。

〇反社会的勢力の金融機関への侵食に対する後始末と予防

――阪和銀行の破綻処理に旧従業員の抵抗があり、盗聴が横行し、処理チームには人数分の防弾チョッキが預金保険機構から届けられたとありました。銀行の破綻処理は関わる人間にとっては文字通り命懸けの仕事という空気だったのでしょうか。

海棠 全ての銀行の破綻処理が命がけの仕事であったとは言えません。なにしろ、182の金融機関が破綻していますので。目立ったのは、北朝鮮系信用組合の破綻に関しては、国会議員を動員して妨害工作をしたり、破綻処理部隊のみならず、日銀や預金保険機構の幹部にも脅しが来ることも多々ありました。

――困難な回収仕事に従事されていた預金保険機構の方々は財務局、税関、国税、日銀、都道府県警察本部、裁判所、検察庁の出向者からなるある意味ドリームチームですが、金融関係でここまで多様な出自の人たちがひとつの職場で働くことはほかにあるものなのでしょうか。

海棠 私の知る限り他に例をみないと思います。おかげ様で、裁判官、検事、警察官、国税査察官と親しく「同じ釜の飯」を食べ、仕事をすることにより得たものは大きかったと思います。普段、日銀・大蔵省(財務省・金融庁)・国会のみの世界に住んで居たのでは分からないことを知ることができました。個人的にも、裁判官・検事・警察官・国税査察官の数多くの友人を得ることができ、貴重な財産だと感じています。

――専門性のある人たちが一丸とならないと回収は到底できなかった? 

海棠 金融機関の口座調査は預金保険機構職員しかできません(主に国税査察官の担当)。暴力団の実態や動きについては、都道府県警察の情報が必要です。刑事事件化できるかどうかは、検事や裁判官の知見が必要です。反社会的勢力からの債権回収と、悪質債務者の民事・刑事の責任という任務を同時に行うためには、専門性のある人たちの合同チームがどうしても必要だったと感じています。

――反社会的勢力が金融機関を狙う手口を予防したり、回収が難しくなった資金を回収するためには、やはり法改正が一番効くのでしょうか。

海棠 抜本的な対処のためには法改正が大事だと思います。ただし、法改正には時間がかかります。短期賃貸借を悪用した強制執行妨害については、法改正までに15年あまりの年月を要しています。現在問題となっている、統一教会の問題も40年間放置されたままでしたよね。その意味で、反社会的勢力の暗躍の動きを警察・検察・マスコミを中心に素早く察知することが重要です。反社会的勢力がその分野にどのような形で侵入してくるかがはっきりすれば、法改正以前に様々な対処方法があるはずです。

現実に起きた、驚愕の事件の数々から学ぶべきこと

 ――バブルやバブル崩壊後に京都を舞台に暗躍したフロント企業家や政治ゴロ5人の苗字に全て「山」という字がついていることに由来して「悪の五山」と呼ばれていたとか、暴力団の事務所を強制執行して差し押さえるもその後競売が難しいために暴力団対策センターの事務所になったとか、『ヤクザと金融機関』の中には「マンガかVシネかな」と思うような凄まじいエピソードが山ほど登場します。海棠さんは当事者として駆け抜け、また、本にこうしてまとめてみて、どんな感想・感慨を抱いていますか。

海棠 この本に書かれたことは、マンガやVシネマではなく、真実の記録です。公式の裁判資料等で裏付けられているものです。小説ではありません。逆に言うと、バブル期やバブル崩壊期のことを、実録風小説ではなく、正確に記録し、残しておきたかったのです。暴力団事務所に強制執行をかけて暴力団追放センターにした件も、当初から計画していたものではなく、いわば苦し紛れに、知恵を出し合って行ったものです。ある意味、戦争中のことを私共の親の世代が書き残していることに近いかもしれません。預金保険機構大阪業務部では、反社会的勢力といわば直接対峙して戦っていたわけですが、そのことは世間にはあまり知られていません。一緒に戦った、裁判官、検事、警察官、国税査察官のためにも、真実の正確な記録を残しておきたかったのです。

――お金を貸すことに比べて反社会的勢力から回収することのあまりの難しさに『ヤクザと金融機関』を読んでいるとクラクラしてきます。コロナ禍で2020年、21年には金融機関から企業に対してそれほど精査されることなく資金がジャブジャブに供給されたことを思うと、また同じことが起きるのではと恐ろしくなってきます。海棠さんはどのように見ていらっしゃいますか。

海棠 確かに、コロナ下での超金融緩和がどのような結果をもたらすかは、元日銀マンとして興味深くみているところです。反社会的勢力がどのような動きをするのかを含めて。

――バブルとその崩壊後に金融機関や関係官庁が経験したことから得た教訓で、当時を知らない世代に知ってもらいたいことには、どんなことがありますか。

海棠 まず、起きている事実=ファクトを素直に「みる」ことを学んでほしいと思います。反社会的勢力の侵入に気づくことが遅れた自身の反省を込めて言っています。いやなことでも逃げずに「みる」ことが大事です。金融機関や金業界が、いわば正気を失っていたことの後始末にどれほどのコストと時間がかかったのかという点も是非知ってほしいと思います。当時正気だったのはむしろ反社会的勢力の方だったのかもしれません。さらには、物事を抜本的に解決していくための、構想力を身に着けてほしいと思います。

――最近のことで反社会的勢力と金融機関との関係で危惧されていること、あるいは海棠さんが取り組まれていることがあれば教えてください。

海棠 本の最後に記した休眠預金の関係で、過去に遡って休眠預金を全廃することを検討すべきだと思っています。預金保険機構大阪業務部で学んだことは「犯罪には預金口座が必要」ということでした。休眠預金を全廃できれば、犯罪者が利用する預金口座を劇的に減らすことが可能になります。現在、新たに預金口座を開くためにはマイナンバーカード等身分証明書が必要で、しかも預金口座の売買は犯罪になっているからです。休眠預金の全廃はまだ猛威を振るっている振込詐欺の強力な防止策になります。


飯田 一史(ライター)


2022/12/11(日) 7:02配信現代ビジネス


2022年3月26日土曜日

「給料のすべてを注ぎ込んでしまう」意識高い系の新卒社会人を狙う"イマドキ"マルチ商法の恐ろしさ

 新社会人は、親元を離れたことによる寂しさや経済的不安から、説明会やセミナーと称する勧誘の場に参加し、マルチ商法やマルチまがい商法に取り込まれてしまうことが少なくない。詐欺や悪質商法に詳しい立正大学心理学部教授の西田公昭さんは「彼らは最初はまったく怪しくない。『儲けたい』『人と違うものがほしい』という心理をつき、巧妙な手口で近付いてくる」という――。 

■新社会人の心理につけ込み懐に入り込む

近年、経済的に豊かになりたい、不安定な経済基盤を安定させたい、という気持ちにつけ込んだ「マルチ商法」や「マルチまがい」の被害が広がっています。特に新社会人は、こうした悪質な組織にとって“魅力的なカモ”。新しい環境に入ったばかりで不安や迷いを抱えやすく、さらに理想と現実のギャップに気づき始める時期でもあるため、つけ込まれやすいのです。狙われやすいタイプは共通しており、ひとつは、「生きがい」や「やりがい」といった人生の夢や生きる意義を見失いがちの状態にあること。もうひとつは、人一倍自意識が高く、自分こそ社会的に成功するはずの「原石」だと思いたい人です。この2つの要素が揃った「心もとない状態にある人」は、特にマルチ商法やマルチまがいのターゲットになりやすいと言えるでしょう。特に、地方から都会に出てきて一人暮らしを始めたばかり、つまり親の庇護から離れたばかりだと、不安定でつけこまれやすくなります。その中で、経済的な成功を収めたい人は投資セミナーなどと称した詐欺や悪質なマルチ商法、そうでない人は、「キラキラした人生」を煽る自己啓発セミナーなどを隠れ蓑にした消費被害に遭いやすい傾向にあります。新社会人は、給料をもらうようになって初めて、理想と現実のギャップに気づきます。経済的に豊かになるのはそう簡単でないと実感し、中には「一攫千金でも狙わない限り経済的に豊かな生活は見込めない」と考え始める人も出てきます。

■いったん入ると抜けにくい

マルチ商法やマルチまがいの組織は、政治団体や宗教団体を標榜するカルト的集団とも共通点があります。ターゲットとなる人を複数で囲い込んで「いい商品だ」と信じ込ませる手口も、いったん入ると離脱しにくいという点も似ています。その意味では、マルチ商法やマルチまがいも、カルトの一種と捉えることができるでしょう。マルチ商法は、商品やサービスを契約してその組織に入った人が、次は自分が勧誘者となって家族や知人に契約を勧めるもの。英語の「マルチ・レベル・マーケティング」の略で、「連鎖販売取引」と呼ばれます。昔からトラブルが多く、イメージを変えるためか、「ネットワーク商法」などという場合もあります。こうした販売方法は、一定のルールさえ守れば合法とされ、物品が流通しないようなネズミ構と判断されれば違法になりますが、一般には普通に雑談しているふうに見えるので勧誘ルールが守られているかどうかを監視するのはとても難しいのです。なお最近では、法の抜け穴を突いた「マルチまがい」のような手口や仮想通貨を用いた新手も増えており、摘発や救済が非常に難しくなっているようです。

新社会人の子を持つ親としては、わが子が悪質なマルチ商法やマルチまがいに引っかかっていないかどうかしっかりチェックしたいところです。しかし、最近はSNSが普及し、オンライン講座もありますし、親に気づかれずにこっそり接近できる環境になってしまっています。

■英会話教材から自然食品まで

こうした組織に取り込まれたときの兆候は、宗教カルトや自己啓発カルトなどと共通しています。それらの兆候については、前回の記事「大学1年生は"魅力的なカモ"」SNSでつながり、徐々に踏み込んでくる…カルトの新しい勧誘フレーズで触れました。これは新社会人でも同じで、大学生と違うのは、給与やボーナスをすべて活動に注ぎ込んでしまうケースが多いことです。カルト的集団も、マルチ商法やマルチまがいの組織も、頼りになりそうな先輩や、なんでもよく知っている助言者のふりをして、SNSや友人の仲介で近づいてくることがほとんどです。若者の経済的不安や、人生の成功者になりたいという思いにつけ込み、「副業してみない?」「この方法で大儲けした先輩がいるよ」などと言って、説明会やセミナーなどに誘ってきます。扱われる商品は、FX自動売買ソフトや投資学習用教材、英会話教材、オンラインゲームのアカウント取得など多岐にわたります。健康食品や水、サプリ、化粧品、下着、寝具などもあり、商品の説明を聞いただけでは怪しいと気づけないことも。ただ、いずれにも共通するのは「他者を勧誘することで稼ぐ」という点です。「勧誘して稼ぐ」とわかった時点で、「怪しい」「こんなに簡単に儲かるはずはない」と気づければいいのですが、気づかないまま取り込まれてしまう人も少なくありません。法律では、儲けることが簡単ではないことなども、勧誘時に説明しなくてはならないことになっているので、告知せずに勧誘しているだけで悪質商法です。

■優越感や自尊心をくすぐる

特に危ないのは、前述の「頼りない状態にある人」に加えて「意識高い系の人」。基本的に真面目な性格で、「自分はこのままではいけない」「もっと高みに行けるはず」などと根拠があまりないのに思っている人がこれに当たります。また、ほかの人とは違う「本当にいいもの」を選びたいと思っている人、陰謀論に影響されて「一般的な商品は危険なものが含まれているのに隠されている」と信じてしまうような人は、リスクが高いと言えるでしょう。マルチ商法やマルチまがいの商品は、その組織を通してのみ購入できるものなので、当然ながらスーパーやコンビニでは売っていません。ここから、「自分は一般の人が買えない良い商品を知っている」という優越感が生まれます。ただし、こうした商品が特別に優れたものであった試しがありません。単に優れていると思い込んでいるに過ぎないのですが、いくら科学的な根拠をもって否定されても、その証明を受け入れず、勧誘者の言葉をひたすら信じてしまいます。マインドコントロールに陥った状態です。「本当にいいものだから、売れるだろう」と、誤信して購入することもあれば、「こんな高額は払えない」と思いながらも、周りから執拗に迫られて逃げ切れずに、困惑しながらも契約を結んでしまうこともあります。一定の売り上げを出さないと叱られたり、仲間に迷惑が掛かるので、半ば強制的にローンを組まされたり、消費者金融でお金を借りさせられることもあります。一度足を踏み入れると、なかなか抜けられず、抜けさせてもらえません。マルチ商法やマルチまがいの組織は、ごくごく一部の成功者を取り上げて、あたかも同列になったり追い抜いたりが、自分にも簡単にできるかのように幻想をいだかせるといった煽り方で、人々の優越感や自尊心をくすぐる要素をたくさん用意しています。もちろん、本当は儲かっていないのに、儲かっているかのように装って勧誘する人もいます。そして、それぞれが多くの信奉者を獲得できると信じて勧誘活動を行い、さらに被害を広げ続けるのです。

■「自分は大丈夫」が危ない

私はカルト的集団に入る人の心理をずっと研究してきていますが、多くの被害者は、被害に遭う前「自分は大丈夫」と思い込んでいました。つまり本人は、たとえカルトから勧誘されても、おかしい点には気づける、自分はちゃんと断れる、と思っていたのです。人間は自分の脆弱性を認めたくないもの。特に勧誘に免疫のない若者は、見守ってくれる人や助言者がほしいという気持ちから、「断るにしても、後で良いだろう」とつい話に乗ってしまいがちです。しかし、相手は勧誘のプロであり、長年かけて培った手練手管を駆使してきます。就職したものの仕事がしっくりこない、職場の人間関係に悩んでいる――。こうした、20代前半によくある迷いを利用して、あの手この手でマインドコントロールしようとするのです。こうした危険は新社会人に限りません。「人生の転換期」に当たる30代もまた狙われやすい年代。人生を変えたい、自分を変えなくてはいけない、今ならやり直せる、などと思う時期でもあり、女性の場合は、「子どももほしいし、そろそろ結婚したい」と結婚を急ぐ人が被害にあうケースが多々あります。「結婚できないのは根本的に自分に問題がある」と思いがちで、自己啓発やスピリチュアルに救いを求め、そこにカルトがつけ込む隙が生まれてしまうのです。

■人間関係もボロボロに

マルチ商法やマルチまがいがもたらす被害は、本人の経済的破綻だけではありません。周囲に自分が信奉する商品を売りつけようとするので、家族や親戚を含め人間関係がボロボロになります。夫婦や親子の家族関係が崩壊することも珍しくありません。また、脱退させることができたとしても、本人には「だまされてしまった」ことで傷つき、自信を失って心に大きなダメージを受けてしまいます。しかし、商業カルトも「ネズミ構」とでも判断されない限りは合法であり、法律で取り締まることができません。また現状では、救済手段があるのは金銭被害の部分だけです。金銭や契約破棄といった問題であれば、弁護士や消費者ホットライン(局番なしの188)などに相談ができます。また、契約成立後に解約ができる「クーリングオフ制度」が使える可能性もあります。ただ、運よく早く気づいて、注ぎ込んだお金は取り戻せたとしても、あつれきができた人間関係や崩壊した家族、心身のダメージはそう簡単に修復できるものではありません。そのための相談窓口も、現状ではゼロに等しい状態です。カルト団体は、宗教でも自己啓発でもビジネスでも、組織存在そのものは合法です。しかしどんな分野でも、いったん入ってしまったら抜け出すのは難しく、本人や家族の人生に多大な被害をもたらします。だからこそ私たちは、その手口を知り、伝えて、自身やわが子が決して引っかからないよう、予防と自衛を心がけなければなりません。この春から子どもが一人暮らしを始めるという人は、悪質な組織が存在していることやその手口をぜひ伝えてあげてください。マルチ商法やマルチまがいの被害者がこれ以上増えないことを、そして、これらの悲惨な被害実態を踏まえた上で、現実的な法整備が早急に進むことを願っています。


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西田 公昭(にしだ・きみあき) 

 立正大学心理学部教授 

1960年生まれ。89年関西大学大学院社会学研究科博士課程後期課程単位取得退学、博士(社会学)。詐欺・悪徳商法の心理学研究の第一人者として新聞、テレビなどのマスメディアでも活躍。著書に『マンガでわかる!高齢者詐欺対策マニュアル』ほか。 

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(立正大学心理学部教授 西田 公昭 構成=辻村洋子)


プレジデントオンライン/2022年3月21日 11時15分


2020年9月1日火曜日

【衝撃事件の核心】取り込み詐欺の舞台再演、休眠会社の「前科」込み信用力

後払いの約束で大量の商品を仕入れ、代金を支払わずに商品を処分して逃げる-。古くからある「取り込み詐欺」と呼ばれる手口で3千万円以上の商品をだまし取ったとして、大阪府警が7月、詐欺容疑で男6人のグループを逮捕した。男らは20年以上前に設立され、現在は活動実態のない休眠会社を悪用。この休眠会社には、10年ほど前に別の取り込み詐欺にも使われたという“前科”があった。男らはどのようにして大量の商品をだまし取ったのか。

○初回は期日前の支払い

「民泊の設備管理をしている。災害が増えているので発電機を注文したい」 電化製品を取り扱う大阪市内の工具店に、男(48)が取引を持ちかけたのは平成30年秋のこと。男は「三建商事株式会社大阪営業所」所長と名乗った。営業所の所在地は大阪市港区。当時、大阪ではインバウンド(訪日外国人客)が急増しており、男は「民泊にも外国人客が増えている」と説明した。初めての取引相手ということで、店主の80代男性は社内の様子を見るために営業所を訪問。そこでは従業員が忙しそうに働き、家電製品が山積みになっていた。初回の注文は約30万円相当の発電機。納入すると、期日よりも早く代金が支払われた。続けて発電機や業務用掃除機計140台を受注。初回の取引で三建商事を信用した男性は、販売価格で約1千万円にもなる商品を全て営業所に納入した。

○2カ月でもぬけの殻に

ところが、今度は期日が過ぎても入金がない。所長とも連絡が取れなくなり、営業所を訪ねると、そこにいたはずの従業員や電化製品は跡形もなく消えていた。初めての訪問からわずか2カ月後のことだった。大阪府警によると、グループは同様の手口で、この商店を含めた4つの会社から発電機やエアコンなど計約500点(約3300万円相当)をだまし取った疑いがある。電化製品は家電量販店などに転売していたとみられ、一部は関係先に残っていた。ほかにもこのグループによるとみられる被害相談が寄せられているといい、被害額は合わせて1億円規模に上る可能性もある。これだけの犯行が可能だった背景には、先に正規の取引をしたり、活気のある社内の様子を演出したりという工作に加え、休眠会社の存在がある。グループが使った登記簿では、三建商事の設立は平成9年。21年には警視庁が、三建商事の名前を使って東京都内の会社からステンレス鋼板をだまし取ったとする詐欺容疑で、別のグループを逮捕している。この事件でも、詐欺グループは実際に代金の一部を支払うなど手口は共通している。ただ、資材を注文する際の文言は「道路公団の仕事を請け負った」。登記上も建築資材の販売などが目的とされていた。 ○実績のある事業者 三建商事が今回、大阪府警が逮捕した詐欺グループの手にどのように渡ったのか、詳しい経緯は不明だ。ただ、犯行の約1年前、三建商事は住宅宿泊事業などに目的を変更している。ちょうどインバウンドの増加とともに民泊が広がってきた頃で、上り調子の事業に使うためであれば、大量の電化製品の注文も不自然ではない。もし取引相手に登記簿をチェックされても、20年以上の実績のある事業者を装えるという狙いがあったとみられる。かつて取り込み詐欺に利用された休眠会社の登記が再び悪用された格好だが、受け付ける側の法務局も年間数万単位で設立される法人登記を一つ一つチェックするのは不可能なのが実態。見せかけの信用にとらわれないことが、悪質な詐欺被害に遭わないために重要だ。

2020.8.31 08:00|産経WEST

2019年9月16日月曜日

ラブホテル「 ニューヨーク(現アトランティス)」302号室AV女優の女性が射殺

1999年3月22日夜、大阪市天王寺区のホテル「ニューヨーク」の客室で元AV女優里中まりあ(本名・桑畑由起子)(22)の射殺体が発見された。彼女は顔の正面から1発撃たれており、現場には短銃1丁と薬莢1個が残されていた。里中まりあは暴力団関係者との交際歴があり、事件の3日前に自宅マンションで暴行を受け車で連れ去られていたことがわかった。遺体に着衣の乱れはなく、連れの男性と口論になり殺されたらしい。同年4月17日、天王寺署捜査本部は、指定暴力団山口組系組員、寺田幸雄容疑者(50)が大阪府堺市内のホテルに潜んでいるところを発見、逮捕した。直接の容疑は銃刀法違反だった。調べに対し、この暴力団組員は事件の関与は 認めたものの、『殺すつもりはなかった。銃をかまっているうちに暴発した』と主張した。結局、この件は最高裁まで争われたが、いずれも棄却され、殺人、銃刀法違反、覚せい剤取締法違反 で懲役17年で結審した。死の真相が『偶発』であったか、『故意』であったかさておき、 彼女が歩んだ人生を通して浮かび上がるのは、『男』と『クスリ』で転んでいった見事なまでの転落ぶりである。東大阪市で不動産業を営む父親と病院勤務の母親の間に3人姉妹の次女として生まれた彼女は、幼い頃から評判の美少女だった。
『小学生の頃はクラシックバレエを習っていた。犬が好きで、友達のポメラニアンをよく散歩に連れて行っていた』(近所の人)
ところが中学に入ると、髪を茶色に染め、短いスカートをはいて煙草を吸い出した。後に本人がAVでのインタビューで語ったところによると『初体験は14歳のとき、1つ年下のジャニーズ系の後輩とした』という早熟ぶりだった。中学卒業後はトリマーの専門学校へ。ところが半年と持たず、中退。フリーターと なってミナミの繁華街などで遊び回るうち、ホスト遊びを覚え、何と17歳で大阪市内のヘルスに入店した。95年2月頃のことだった。その後、6月に大国町のイメクラに 移った彼女は『ゆうき』という源氏名で有名になり、20歳と偽って風俗誌のグラビアにも 登場するようになった。そして約1年後の96年夏、彼女はストリッパー『里中まみ』として劇場デビューする。さらに97年3月には『里中まりあ』と改名し、AVデビュー。『恥じめまして』 『奥までびしょ濡れ』『リアルFUCK!!』など、計4本の作品を残した。ところが、ストリッパーデビューした時期と前後して、急に彼女は『ワガママ』『挙動不審』 『平気で仕事をドタキャンする』といった悪評ばかりが立つようになった。
『ゆうきちゃんは絶対、シャブ食っとるで。ろれつが回ってないことがしょっちゅうあるもん』
彼女の仕事仲間からは、こんな噂が広がっていた。98年夏には劇場も引退。実質無職になったはず だが、『それまで滞納していた家賃をきっちり払ってくれるようになった』(彼女が住んでたマンションの大家) と、急に金回りは良くなった。その頃から彼女と半同棲状態になっていたのが 、くだんの暴力団組員である。『暴力を振るわれていたらしいね。でも、彼女は好きで 付き合っていたようで、『オッサン、オッサン』って呼んでは一緒にいた』(知人の風俗嬢)。ストリッパーを辞めた頃からげっそりとやせ細った彼女。自宅マンションには何人もの 暴力団組員風の男が頻繁に出入りするようになった。事件直前には『お前が言うことを聞かないからだ』と殴られる騒ぎも起きていたという。
大阪府大阪市天王寺区生玉町9-6ラブホテル「 ニューヨーク(現アトランティス)」
◎里中まりあ
里中まりあ(1977年12月15日-1999年3月22日)は、日本のAV女優。大阪府出身。本名は桑畑由紀子。
〇人物
女優としてのプロフィールには「1977年7月7日生まれ」となっていた。身長158cm。スリーサイズは83・57・86。ストリッパーとしてデビュー。芸名は「里中まみ」を名乗っていたが、「里中まりあ」に変更し、その後、アダルトビデオに出演。 1999年3月22日夜、大阪市天王寺区のラブホテル客室で、顔を正面から1発撃たれ、射殺される。21歳没。4月17日、大阪府警天王寺署捜査本部は暴力団組員の50歳の男を殺人容疑で逮捕した。

2018年12月4日火曜日

日大でも事件化学生を食い物にするイベサーというシステム

日本大学のイベントサークル幹部が、サークル会費を取り立てようと元メンバーを暴行しバッグを奪った強盗容疑で逮捕された。同サークルでは、一度でも加わったメンバーに対して、厳しい会費の取り立てが行われていた。これをきっかけとして、他のイベントサークル、通称イベサーでも金への執着を隠さない、似通った実態が明るみに出つつある。ライターの森鷹久氏が、イベサーの現幹部と元幹部に、イベントサークルの実態や目的を聞いた。
* * *
サークルの元メンバー男性に暴行を加え、バッグなどを奪ったとして日本大学4年でサークル幹部の男二人が逮捕された事件。パーティーなどに人を連れてくる「ノルマ」が課せられたり、毎月のサークル費を強制的に徴収されたなど、同サークルに関わった学生たちから他にも被害を訴える声が続出しているが、その舞台はまたしても「イベントサークル」だった。「イベサー」と聞けば、2003年に起きた早稲田大学のサークルが起こした事件のイメージが強い。14人もの実刑判決が出たこの事件は2004年に集団強姦罪と集団強姦致死傷罪を創設につながったため、大人にとって大学のイベサーと聞けば、飲酒を強要して女性に乱暴をする悪い印象が強くある。それから十年以上が経った今の大学生は、当時の事件を知らない世代だ。そのためか、いまも各大学には様々かつ悪質なイベントサークルが存在している。
果たして現在、イベントサークルとはどのような人たちが何のために運営しているのか?
都内の有名私大に通う現役イベントサークル幹部・O氏は、今は金儲けと人脈づくりがイベントサークルを主宰する目的だと言う。
「金と人脈だけっすね。有名サークルの幹部になれば、月に数十万を稼ぐ人間もいます。社会人になってからも、サークルの相談役や会長を名乗って影響力を及ぼし、収入が永続的に続く」(O氏)
サークルの主な収入源は、メンバーから集める会費と、イベントの参加費用だ。これでどうやって金儲けになるのかと思うが、より多くのイベント参加者を集められれば参加費が増え、サークルメンバーの人数が多ければ会費という名の定期収入がかなりの金額になる。赤字になるイベントもありそうなものだが、大勢の参加者を集めさえすれば、開催費用よりもずっと多くの金が入るから問題ないのだそうだ。また、学生のお遊び程度だろうと思いがちだが、一回のイベントで収益が数百万に及ぶこともあり、金額的な部分だけみれば、完全なビジネスが成り立っている側面もある。
「イベントだけじゃなくて、セミナーもやっていますよ。人が集まれば直"カネ"になりますから、昔より集客はシビアに求められますね。たとえば、一回三千から五千円の入場料がかかるイベントに新規で人を呼んだ場合、(勧誘に成功したメンバーへの報酬として)バックは大体二千円。サークルの会費が月に一万から三万円かかるイベサーがありますが、大体5人から10人を(イベントへ)毎月、新規で勧誘すればチャラ。それ(会費の金額)以上は丸々自分の儲けとなる。実際に集客頑張って、月に何十万も稼いでるやつはいますよ」(O氏)
主催するイベントへの参加者を集めると、その成功報酬として入場料の一部がメンバーに配分されるのが、多くのイベントサークルで採用されている仕組みだ。そのサークルにとって初めてのお客さん、新規参加者であれば成功報酬の割合も高く設定されている。数万円単位のサークル会費は大学生にとって大きな負担だが、初参加の人を数多く連れてくる才覚や要領の良さを身につければ、かなり割の良いアルバイト代わりになる。集客と新規勧誘が大事だというイベサーの活動内容は、まるで繁華街に立っている呼び込みビジネスのようだ。サークルの組織のあり方もそれに近いところがあると、東京六大学出身の元イベントサークル幹部で音楽出版社社員・M氏は言う。
「マルチ商法のように、親サークルに子サークル、孫サークルと複数のサークルが繋がり合ってピラミッド状の組織になっていることもある。そのトップには、たいてい会長とか代表とか言われる人が君臨している。ピラミッドの上へ行けば行くほど、下からお金が納められるようになっている。まるで上納金です。ヒエラルキーの上にいるサークル幹部やメンバーほど儲かるから、ヤクザのシステムや、ねずみ講のシステムによく似ていると思いますよ」
M氏が言うようなシステムは現在でも主流だというが、何年も続いている悪質なイベサーの場合、サークルの実情を慎重に調べたり、先輩から噂を聞いている大学生には、システムのからくりがバレている。そのため、狙い目は新学期が始まる少し前。SNSでリサーチしてDMを送るなどして勧誘する。
「いまはツイッターやインスタがあるので、時期に関わらず毎日勧誘できますよね。でも、新学期の4月には、SNSのプロフに“春から○○大学”と書いている子を狙う。その子が田舎の出身で東京に憧れているような書き込みをしているなら良し、かわいい女の子ならなおさら良し(笑)」(O氏)
中高生のツイッター利用の特徴のひとつに、進学が決まると入学前に新しくアカウントをつくり、新入学予定の仲間との繋がりを呼びかけるという行動がある。彼ら彼女たちのSNSにおける習慣と、何か新しい世界をのぞいてみたいという好奇心と、世間知らずな無知につけこんで、巧妙にサークルへ取り込んでいるのだ。大学生の新メンバーを勧誘できるタイミングが限られているからだろう、最近は大学生にこだわらない広がりを持たせているのだと、O氏は続ける。
「大学生や専門学校生だと(事情を知られていて)厳しいから、高校生メインの配下サークルを作ってイベントやらせたりする。さらに、高校生は中学生メインの配下サークルを作らせる…。ほんとヤクザとか派遣会社の仕組みと一緒ですね」
彼らのつくるピラミッド構造と、イベントを媒介にしたお金の動きは、法律違反すれすれのように聞こえる。犯罪者になってしまうかもしれない恐怖はないのか?
「悪いことをやっているとは思わない。パー券(パーティー券)を売っているから(法律で禁じられている)ねずみ講には当たらないし、要は自身がいかに上に近いポジションでスタートできるか。長く頑張れば、必ずその(会長や代表の)ポジションに行けるから、夢もあります」(O氏)
現在のところ摘発は受けていないが、たとえパーティー券の販売であっても、その販売方法や手段によっては、違法だと責任を問われる可能性は消えない。実際、勧誘の言葉にマルチまがい商法と変わらない言葉を聞かされた学生もいる。だが、危うさよりも、目に見えてまとまったお金が稼げることと、組織のピラミッドを駆け上がる快感の魅力が上回っているようだ。そのため、早稲田や慶応など難関大学に入学しても、勉強だけでなく就職までおざなりにして、イベサー活動にのめり込む学生は珍しくない。
「逮捕された(日大イベサーの)奴らも、年中勧誘ばっかやってた。彼らから俺のところにも"サークルに興味ない?"ってライン来ました。誰にもの言ってんだって揉めそうになりましたね(笑)」(O氏)
O氏が語るイベントサークルのような仕組みは、常に新しい参加者を補い続けなければならない。実際に勧誘するメンバーにとっては、かなり負担が大きいはずだ。それでも熱中する人が次から次へと現れるというのは、ほとんどが大学未公認団体であるにも関わらず、就職などで強みを発揮するからなのだろうか? 前出の、六大学のイベサー元幹部・M氏は「アピールポイントになることもあります」と言う。
「イベサーで儲けた子は、それを入社試験でアピールしたりするんです。人の勧誘は営業につながるし、イベントの運営はマネジメントにもつながるという理屈です。確かに、そういえば聞こえはいいけど、所詮は“ごっこ”。チャラい奴も多いし、事件も起こすから、イベサー出身者は白い目で見られることも多いですね」
サークルOBの活躍は、現役学生たちからはどう見えているのか。現役イベサー幹部のO氏は、少し考えてから「幹部クラスだと、まともに就活やってる人は少ないですね」と、大学生であることを辞めづらい実情もあると言う。
「大学卒業してもサークルに関与し続けたり…。とあるサークルでは、辞めた幹部が会員制化粧品の会社に就職したらしく、メンバーに化粧品を買わせていたり、代理店に依頼された現役幹部がメンバーに青汁売ったり…。メリットは…幹部が儲かることくらいですかね…」
金儲けではなく、大学生ならではの探究心や社会貢献などを目的とした真面目なイベントサークルももちろん、存在している。期待に胸を膨らませて学生生活を夢見る新入生や、真面目なイベントサークルが不利益を被らない日が、一日も早くくることを願う。

NEWSポストセブン/2018年12月1日16時0分

2017年1月29日日曜日

ネットオークションで偽ブランド品=6人逮捕、1億円超売り上げか―埼玉県警など

高級ブランド品の偽物をネットオークションで販売したとして、埼玉、岐阜、京都の3府県警合同捜査本部は24日、詐欺などの容疑で通信販売会社代表取締役野村健人容疑者(25)=大阪市北区=ら男女6人を逮捕した。認否は明らかにされていない。6人の逮捕容疑は、2015年9月~16年5月ごろの間、ヤフーオークションに高級ブランド「プラダ」の財布などの模造品3点を出品、大阪府高槻市の女性ら3人に計約6万円を振り込ませ、だまし取った疑い。埼玉県警生活安全企画課によると、合同捜査本部は関係先から模造品約400点を押収。野村容疑者らが15年5月~16年6月の間に1億円以上を売り上げていたとみて裏付けを進めている。野村容疑者は複数の求人サイトを使って主婦ら約130人の代理出品者を募集し、靴や財布などの模造品を販売させていたとみられる。落札者は26都道府県にわたるという

時事通信 / 2017年1月24日 21時33分

ネット上では良くある事件です。派手にやりすぎたのでは。

2013年6月12日水曜日

宅見事件最後の犯人逮捕

最後の指名手配犯逮捕、潜伏先の埼玉で発見宅見組組長射殺事件
平成9年8月、神戸市中央区のホテルで指定暴力団山口組の最高幹部だった宅見勝・宅見組組長=当時(61)=ら2人が射殺された事件で、兵庫県警暴力団対策課などは5日、殺人などの疑いで指名手配していた元暴力団中野会(解散)組員、財津晴敏容疑者(56)を潜伏先の埼玉県内で逮捕した。現場指揮役だったとみられ、「見届け役として現場に行った」と容疑を認めている。県警は一連の事件で計18人を逮捕しており、実行犯4人のうち3人は実刑判決が確定、1人を容疑者死亡で書類送検している。財津容疑者は最後の逃亡者で、県警は今後、逃走中の足取りも調べる。
産経新聞 65()2137分配信

 平成9年8月、神戸市中央区のホテルで指定暴力団山口組の最高幹部だった宅見勝・宅見組組長=当時(61)=ら2人が射殺された事件で、兵庫県警暴力団対策課などは5日、殺人などの疑いで指名手配していた元暴力団中野会(解散)組員、財津晴敏容疑者(56)を潜伏先の埼玉県内で逮捕した。現場指揮役だったとみられ、「見届け役として現場に行った」と容疑を認めている。県警は一連の事件で計18人を逮捕しており、実行犯4人のうち3人は実刑判決が確定、1人を容疑者死亡で書類送検している。財津容疑者は最後の逃亡者で、県警は今後、逃走中の足取りも調べる。神戸市内のホテルで1997年、指定暴力団山口組の宅見勝最高幹部=当時(61)=らが射殺された事件で、兵庫県警は5日、指名手配中の財津晴敏容疑者(56)を殺人などの容疑で逮捕した。容疑を認めているという。逮捕容疑は97828日、神戸市中央区のホテルで宅見最高幹部を射殺し、隣のテーブルにいた男性歯科医=同(69)=にも弾を当て、殺害した疑い。神戸市中央区のホテルで1997年8月、指定暴力団山口組最高幹部の宅見勝(まさる)・宅見組組長(当時61)と、巻き添えになった歯科医師(同69)が射殺された事件で、兵庫県警は5日、2005年に解散した指定暴力団中野会元組員の財津晴敏容疑者(56)を殺人と銃刀法違反(発射)の疑いで逮捕し、発表した。県警によると、財津容疑者はこの事件で指名手配されており、潜伏先の埼玉県狭山市で逮捕された。事件にかかわった容疑者のなかで最後まで逃亡を続けていたという。財津容疑者はホテルの喫茶室に押し入った実行犯4人を、現場まで手引きする役だったとみられる。神戸市中央区のホテルで1997年8月、暴力団山口組最高幹部の宅見勝・宅見組長(当時61歳)が射殺され、流れ弾による巻き添えで歯科医師の男性(同69歳)が死亡した事件で、兵庫県警は5日、殺人と銃刀法違反の両容疑で指名手配していた埼玉県狭山市の元中野会(解散)系組長で無職の財津晴敏容疑者(56)を潜伏先のアパートで発見、逮捕した。調べに「間違いありません。犯行の見届け役として現場に行きました」などと容疑を認めているという。兵庫県警は、財津容疑者は実行犯グループの現場指揮役とみている。発表によると、財津容疑者は他の組員らと共謀。97年8月28日午後3時35分頃、神戸市中央区加納町のホテルの喫茶店で、宅見組長を射殺し、隣のテーブルに居合わせた男性を流れ弾で死亡させるなどした疑い。

逃亡16年…最後の指名手配犯逮捕 山口組若頭・宅見組長射殺事件

平成9年8月、神戸市内のホテルで指定暴力団山口組の最高幹部だった宅見勝・宅見組組長=当時(61)=ら2人が射殺された事件で、兵庫県警暴力団対策課などは5日、殺人容疑などで指名手配していた元暴力団中野会(解散)組員、財津晴敏容疑者(56)を潜伏先の埼玉県内で逮捕した。現場指揮役だったとみられ、「見届け役として現場に行った」と容疑を認めている。県警は一連の事件で計18人を逮捕しており、実行犯4人のうち3人は実刑判決が確定、1人は容疑者死亡で書類送検している。財津容疑者は最後の逃亡者で、県警は逃走していた15年以上の足取りも調べる。県警によると、この日午後、潜伏先とみられる埼玉県狭山市内のハイツの一室から出てきた財津容疑者に、捜査員2人が「財津か」と声を掛けたところ、「はい」と認めた。埼玉県警狭山署まで任意同行し、指紋などから本人と確認したという。逮捕容疑は9年8月28日、神戸市中央区のホテル4階の喫茶店にいた宅見組長を射殺し、隣のテーブルにいた歯科医の男性=当時(69)=を流れ弾で死亡させたなどとしている。
2013.6.5 20:44

殺人容疑で手配の男逮捕=97年山口組最高幹部射殺事件-兵庫県警
神戸市内のホテルで1997年、指定暴力団山口組の宅見勝最高幹部=当時(61)=らが射殺された事件で、兵庫県警は5日、指名手配中の元暴力団中野会(解散)系組長、財津晴敏容疑者(56)を殺人と銃刀法違反容疑で逮捕した。「間違いありません」「見届け役として現場に行った」などと容疑を認めているという。逮捕容疑は97年8月28日午後3時35分ごろ、神戸市中央区のホテルの喫茶店で宅見最高幹部を射殺し、隣のテーブルにいた男性歯科医=同(69)=に流れ弾を当て、殺害した疑い。同容疑者は実行グループの指揮役だったとされる。財津容疑者は5日午後2時ごろ、埼玉県狭山市のアパートから出てきたところを、兵庫県警の捜査員に職務質問され、埼玉県警狭山署で逮捕された。同市内に同容疑者らしき人物がいるとの情報が兵庫県警に寄せられていたという。同課によると、この事件ではこれまでに18人が逮捕されている。財津容疑者が同事件で逃亡中の最後の容疑者だった。(2013/06/06-00:17

宅見組長射殺事件「現場指揮役」が2、3年前から埼玉潜伏か
平成9年8月、指定暴力団山口組の最高幹部だった宅見勝・宅見組組長=当時(61)=ら2人が射殺された事件で、兵庫県警に殺人容疑などで逮捕された暴力団中野会(解散)元組員、財津晴敏容疑者(56)が、少なくとも2~3年前から埼玉県狭山市のアパートに住んでいた可能性が高いことが6日、捜査関係者への取材で分かった。県警が現在把握している財津容疑者や親族名義の口座には事件以降、資金の動きがなかったことも判明。県警は何者かが財津容疑者に別の手法で資金を提供し、16年間にわたる逃亡生活を支援していたとみている。捜査関係者によると、財津容疑者が潜伏していたのは、狭山市内の住宅地にある2階建てアパートの一室。捜査員が近隣で聞き込みしたところ、一部住民が「2~3年前から財津容疑者によく似た男が住んでいた」と証言したという。財津容疑者はこれまでの調べに対し、逃亡中の行動を話していないが、この証言を否定はしていないという。兵庫県警は6日午後、財津容疑者のアパートを家宅捜索し、証言の裏付けを進めるとともに、埼玉以前の足取りについても調べる。


やっとつかまったのか。それと良くもまあ生きてたものやなと思う。